天満でランチを楽しむなら多彩なジャンルに富んだローテを組もう

　天神橋筋と天神橋筋商店街という２大幹線と、JR環状線の交錯する天満。キタのあきんどが今日もせわしく行き交うエネルギッシュな町です。

　そんな天満の人のエネルギー源となるランチにスポットを当ててみました。定番のジャンルから変わったものまであります。

　ランチタイムに、天神橋筋商店街を、南の１丁目から天満に向かって６丁目まで北上していくと、いくつかスパイシーな香りのするポイントがあります。その１つがここ。

　カレーは欧風カレーで甘味がほどよく味わえます。メニューはプレーンのカレーや、ロース豚カツカレー、和牛厚切りカレーの他に、期間限定カレーといって日によって変わるメニューもあります。どれも人気があり、ランチタイムには行列必至です。

　天満にはもっと有名なカレーの名店があるのですが、敢えてここではランチのローテにおすすめのニューフェイスを紹介したいと思います。

　家庭のカレーを標榜しているそうで、大阪らしい甘辛いカレーではなさそうです。これも天満駅前にあり、すごい人気だそうです。ランチにはお口、お腹に優しい感じがしていいですね。

　天満の中でいかにもゴチャゴチャしている天五界隈。ここらはお寿司の激戦区でもあるので、１つその中から代表的なお店を取り上げます。

　天満らしいお寿司屋さんという事で、本当に選定に迷いました。が、確かにいつ覗いても活気があるのがここである気がします。

　こちらも最近台頭してきた新しいランチの形態ですね。ワンコインでまぐろ丼、海鮮丼の類いをいただけます。

　この手のお店は、夜になれば（パブタイムとは言わないか）、１０００円でビールと寿司盛りのセットが出るのも定番。コスパ優先なので、少々すじが多いのはご愛嬌です。お味噌汁付きなので、ランチにはぴしゃりですね。

　実は今回、一番苦労したのがカフェ系のランチ利用。カフェは数あれども、ランチの利用が少ない印象をうけたからです。いくらでも安く手っ取り早くランチを済ませるお店はあり、食後のお茶専用にカフェは使われているのかもしれません。その中から敢えて探してみました。

　ランチメニューはカレーやチキンライスもありますが、看板メニューは「エッグベネディクト」。要するにポーチドエッグやハム、ベーコンをマフィンに載せたベーカリーの類いです。天満に限らず、まだまだこれを扱っているお店は少ないので、ランチローテの切り札として押さえておきましょう。

　天満を南下して高速を抜けて東に少し入った所にこのお店はあります。正統派のカフェです。

　ランチメニューはシンプルで、日替わりソースの手作りハンバーグセットのほかカレーライスセット、ピラフセット、ナポリタンセットがあります。いずれもミニサラダ、ジュース、コーヒーか紅茶がつきます。おすすめは「与力町ブレンド」という深煎りのコーヒーです。

　最後は毛色の変わったお店です。たこ焼きという事は粉もんであり、お好み焼きだってランチに別におかしくないのですが、このお店は２０年くらい前は何だったのかというと…。

　何年か前の情報ではランチのみならず、朝からやっており、シャーベットも扱っているというたこ焼き屋さん。２０年前のガイドブックを見ると、たこ焼き屋さんではなく、本当に”シャーベット”という肩書きで紹介されています。当時飲んだ後の〆にたこ焼きを食したのですが、みりんの利いた煮物のような、家庭的な、角の取れた優しい味がした記憶があります。

　以上、駆け足で天満のランチ店を当たってきました。北は天六、南は森町、西は中崎町と被る範囲もあって広いのですが、安くて早いランチは大手のチェーン店に多かった気がします。それだけ独創的のお店も混在しているので、ランチのローテに組み込んでみるのも楽しいです。天満最高！