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オクラの茹で時間の基本を知って自分好みの茹で時間を発見しよう!

オクラの茹で時間の基本はご存知ですか?意外と考えたことが無いのではないでしょうか?茹ですぎて柔らかくなってしまったり、茹で時間が短すぎて固くなったり失敗したことが1度はあるのでは?基本を知ればお好みのオクラの食感を発見できるはずです。ぜひ参考にして下さい。

オクラってどんなお野菜?

チョッと意外な程の美しさのオクラの花です

花オクラといわれる花を食べるオクラもあるとの事。
オクラってヘタが下で上を向いて実るのが意外でした。
てっきり下を向いて実っているものと思っていたので少し不思議な感じです。

オクラの原産地はアフリカ東北部と言われています。
アオイ科トロロアオイ属の一年草ですが、熱帯気候の所では多年草になるそうです。
オクラの旬は夏!また、その花はクリーム色のとても美しい花を咲かせます。
花が終わると実をつけますが、時間と共に実は固くなり食用には不向きになってしまう為、一般的に流通しているオクラの実は若く、柔らかい物になります。

オクラの栄養について

何といってもオクラはぬめりが特徴的です!そのぬめりの素になる成分はガラクタン・アラバン・ペクチンなどの食物繊維です。主にペクチンは整腸作用があり、コレストロールを排出し便秘や大腸がんを防ぐ効果があるとされています。
また、免疫力アップや抗がん作用のあるβカロテンも豊富に含まれており、カリウムやカルシウムも豊富に含まれています。

オクラの種類ってあるのかしら?

オクラにはいくつか種類があります。写真の一番左から
・ダビデの星:ちょっとポッチャリさん。切り口はキレイな星形をしているのが特徴です。
・赤オクラ:きれいな赤色をしている事が特徴です。茹でると緑になります。
・白オクラ:白い色をしている事が特徴です。実が柔らかく、歯ごたえがシャキシャキしています。
・普通のオクラ:一般的に流通している私たちに最もなじみのあるオクラです。
他にも島オクラなどがあります。

新鮮なオクラの選び方!

1.産毛がキレイに残っている事! 2.色が濃くツヤとハリがある事!(まるで理想のお肌の様です) 3.切り口が茶色くなっていない事! そして、小さめの方が柔らかく味も良い事が多いです。育ちすぎてしまうと固く、味も苦味が強くなってきます。なので小ぶりの物を選ぶと良いですよ。

オクラの下処理の仕方について

産毛の処理について

銀色に光る産毛!キレイです。

オクラには産毛があります。鮮度が良ければ産毛もしっかりとしていてそのまま茹でると産毛がチクチクと唇などを刺激してしまいます。まずは産毛をキチンと取り除きましょう。
1本1本を丁寧に塩ずりするのも良いのですが、ズボラな私流はオクラが入っているネットをごと、まずは軽く流水で洗い、ブンブンとネットごと上下に振って水切りをし、塩を振り入れ(1ネット小さじ山盛1杯ぐらい)ネットを両手で挟み、オクラをスリ合わせる感じで塩もみします。これで産毛がほぼキレイになりますよ。

へたの処理について

この黒丸の所がガクです。

ガクをきれいに剥いたのがコチラです。

オクラはガクを剥いて取ってしまえばヘタの部分も美味しくいただくことが出来ます。
ヘタの部分をザクッと切り取ってしまうと、茹でた時にオクラの中にお湯が入ってしまい茹で上りが水っぽくなってしまいます。なのでヘタのガクの部分は薄く削ぎ切り落としましょう。

オクラのちょうど良い茹で時間!

鮮度が良ければオクラは生でも食べる事の出来る野菜ですが、茹でた方がより粘り気が出て美味しく頂くことができます。でも、オクラの大きさや固さで大分茹で時間の違いが出てきます。
皮が柔らかく小ぶりのオクラの茹で時間は約40秒~1分位を茹で時間の目安にしましょう。
皮が固めで大きめのオクラの茹で時間は、約1分~2分位を茹で時間の目安にしましょう。
お好みもありますが、茹でている途中に何度か味見をしてみてお好みの茹で時間を見つける事をお勧めします。

オクラの茹で方

お鍋で茹でる方法  お鍋の選び方!

タップリのお湯で茹でたいので、オクラが鍋の中で浮き沈みしながら回転する余裕があるくらいのお鍋を用意しましょう。

お鍋で茹でる方法 手順と茹で時間!

1.お鍋に上5cmくらいを残しタップリお水を入れ沸かします。(お水と一緒に塩も少々入れます)
2.お湯が沸いたら下処理をしたオクラを投入しましょう。
3.小ぶりのオクラ→茹で時間40秒~1分位、大きめのオクラ→茹で時間1分~2分を目安に茹でましょう。
4.茹でたら冷水に取り色止めをした後すぐにザルに上げましょう。

電子レンジで茹でる方法

1.キッチンペーパーを軽く濡らします。
2.下処理をしたオクラを濡らしたキッチンペーパーで包みます。
3.電子レンジに入れます。茹で時間の目安はは1ネット10本約80gで1分程度です。
4.茹であがったら冷水に取り色止めをした後ザルに上げましょう。
茹で時間はオクラの様子をみて調整して下さいね!

料理の下ごしらえとしての茹で時間

オクラは癖のないお野菜なので和・洋・中・とどんな料理にも合います。
お料理の下ごしらえとしての茹で時間は熱湯で約10秒くらいが良いでしょう。
お料理の内容にもよりますが、炒めたり煮たり再度加熱する事を踏まえて、緑色が鮮やかになるくらいの茹で時間10秒くらいが下準備としては良いと思います。

ベビーフードとしての茹で時間

オクラの独特なネバネバはトロミにもなり、離乳食に最適です!
茹で時間は長めに、小ぶりのオクラ1ネット10本で約2分位を茹で時間を目安にしましょう。
茹であがったら冷水にとりすぐにザルに上げましょう。ただしオクラの種は赤ちゃんには飲み込みにくいのですべて取り除きましょう。オクラをタテに二等分して中の種を取り除くと良いですよ。

オクラの茹で時間についてのまとめです!

どんなお料理でも基本を知ると自分なりの工夫ができます。茹で時間の目安は、小ぶりのオクラは40秒~1分を・大ぶりのオクラは1~2分を目安に、ぜひ自分好みの茹で時間を発見してみてください。

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