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古から伝わりしお酢のチカラ!色々あったお酢の効果のまとめ

お酢は最古の調味料。腐敗を防ぐ効果、ダイエット効果などその効果も幅広く色々な年齢層の方から愛用されているウルトラ調味料です。お酢の歴史から語源、お酢を効果的に摂るためのレシピまで。お酢に関することを色々とまとめてみました。

お酢についての色々なお話

お酢を主に使う場所は台所、その中でも料理に使われる事が多いと思います。料理にコクや酸味を与えるだけでなく最近ではダイエットの為にお酢を飲む方も多いとか。
健康や美容効果と言った食の効果以外にもお酢は意外なチカラを持っていると言われています。今日はお酢について色々調べてまとめてみたいと思います。

酒に作ると書いて酢

お酢の歴史は古く、最古の調味料と言われています。お酢を英語で書くとVINEGAR。これはフランス語のvin(ワイン)とaigre(酸っぱい)から来ていると言われています。つまるところ、ワインが酵母により酸っぱく変質したものがお酢なのです。

お酢には、100種類を超える成分が含まれています。その中で主成分は酢酸と呼ばれるものです。この酢酸はアルコールに酢酸菌を作用させることでできる有機酸です。これが酸味のもととなります。

出典:http://www.tamanoi.co.jp

お酢の酸味は健康になる酸味なのです。

お酢の種類と効果と選び方

お酢は三種あり、『醸造酢』『合成酢』『加工酢』があります。この中で健康食品として最も良いのは、天然原材料を用いた醸造酢

出典:http://www2.tokai.or.jp

体に良い醸造酢とはもちろん、最初に述べたように天然酵母により発酵した昔ながらのお酢という事になります。工場で化学薬品などにより人工的に作られたのでなくて昔ながらの方法の天然物が良いよというのはしごく当然の事で納得しますね。

写真はいちじくをペースト状にしていちじく酢を作っている所。いちじくペーストに天然酵母を加えてあとは職人さんがこうやって毎日お世話をして美味しい酢になるのを待っている所です。自然のチカラってすごーい!

●いちじく酢(いちじく+米酢)
免疫力の向上、便秘解消効果、疲労回復効果、食欲不振改善効果、免疫力に向上効果、ストレス解消

●柿酢
柿酢を摂ると動脈硬化予防、高脂血症予防、高血圧改善、血液サラサラ効果が得られる。

●リンゴ酢
食欲を増進、疲労回復、高血圧、かぜ、のどの痛みなどに

●梅酢
浄血作用、諸器官を正常化、疲労回復、肝機能を高める、整腸作用、美容効果、殺菌作用、胃病やストレスに効果的

●米酢
コレステロールの合成を抑える、血圧を下げる、大腸ガンや腎臓結石を予防する

●柿酢・リンゴ酢・梅酢・米酢のあわせ酢
健康食品・アガリスクに優る効果がある

出典:http://www2.tokai.or.jp

お酢の効果は上のようになっています。ご自分でどのような効果を期待してお酢を摂っていくのかという目的によってお酢を選んでいただければと思います。
もちろん醸造酢の効果が一番高いのでラベルをよく見て化学薬品などが含まれないものを選んでいきたいですね。

お酢の摂り方。効果的にお酢を利用したい

お酢の効果は大きく分けて6つになります。以下にその効果とどんな料理にどのように利用するかまとめいきます。

油っぽさを消す

お酢には油の粒子を細かくして、脂っこさを和らげる働きがあります。脂身の多い肉、煮物、ラーメンのスープに加えると、さっぱり美味しく食べられます。

出典:http://www.tamanoi.co.jp

皿うどんにお酢をかけて召し上がる方もいらっしゃるのではないでしょうか。酸味を加えて味をよくするだけでなくお酢には油ぽさを中和して食べやすくする効果もありました。

肉を柔らかくする

マリネや煮込み料理など、肉料理とお酢は相性抜群です。お酢と香味野菜でマリネにすると、酸性で働くたんぱく分解酵素により、肉が柔らかくなります。

出典:http://www.tamanoi.co.jp

これは有名な効果で、すでに知らず知らずのうちにこの効果を利用している方も多いのではないでしょうか。マリネのお酢にはこんな効果があったのですね!

減塩効果

同じ濃度の塩水でもお酢を加えることで、より塩辛く感じることが知られています。このことから、お酢を使うことによって、塩分を控え、しかも美味しく調理することができます。お味噌汁にお酢を少し加えるとお味噌控えめでも美味しく召し上がれます。また、焼き魚にお酢をかけると醤油少な目でもしっかりした味付けになります。

出典:http://www.tamanoi.co.jp

これもよく使われる効果ですが、だからと言ってあまりお酢を入れすぎるのは胃によくないです。食べて胃が痛くならない程度にほどほどにかけてお召し上がりください。

魚の臭みとり

魚の臭みの素は、トリメチルアミンという成分です。これが分解されてメチルアミンという魚腐敗臭となります。お酢はこのトリメチルアミンに作用し、酢酸トリメチルアンモニウムとなり、臭いを素から断ちます。2〜3倍に薄めたお酢で魚を洗うと効果的です。

出典:http://www.tamanoi.co.jp

カルシウム吸収促進

お酢と一緒にカルシウムを含む食品を摂ることで、効率良くカルシウムを摂取することができます。牛乳コップ1杯につき大さじ1杯のお酢でお試しください。

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素材の色を鮮やかに

ごぼうやれんこんは、酢水にさらしたり、お酢を加えた湯で茹でると白く仕上がります。

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これもアクの強い野菜の下処理としてご利用されている方が多いと思います。このようにお酢には色々な効果がありました。

生活に使えるお酢の効果豆知識

お風呂、シンクの排水口汚れに、鍋のアク、焦げ落としに
ステンレスに塩をふりかけ、お酢を含ませたスポンジでこすります。シンクの汚れをスッキリ落としてくれます。

出典:http://www.tamanoi.co.jp

これはあくまでもステンレスなどの汚れ落としなどに使う方法です。大理石には絶対に使わないでください。溶けてしまうそうです。

お酢を水で約60倍に薄めたものに、生花の切り口を浸けておくと水揚げが良くなり、長持ちします。

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知ってたこと知らなかった事お酢の効果色々

お酢は最古の調味料だと言う事(元々はワインが発酵した事から発見された事)、お酢の種類や効果、選び方、食に使えるお酢の効果、生活に使えるお酢の効果と早足で見てまいりました。

お酢のチカラのすごさをわかっていただけたのではないでしょうか。

そして、何よりお酢を作っていらっしゃる職人さんがすごいなと強く感じました。昔ながらの方法で健康的で美味しいお酢を作るために努力していらっしゃいました。

お酢の効果を十分に発揮させるのには醸造酢が一番です。これからも職人さんたちに感謝しつつお酢をいただきたいと思います。

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