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スイカは美味しいだけじゃない?スイカの栄養について学びましょう!

のどの渇きをうるおしたり、体の熱を冷ますのに最適な夏の食べ物、スイカ。栄養があるとか、体に良いとか考えず、美味しいから食べるのがスイカですよね。しかし、スイカの栄養は想像以上にすごいのです。スイカの秘密、栄養について学んだら、もっとスイカが食べたくなります。

スイカの栄養を知る前に

スイカは4000年前のエジプトですでに栽培されていたといわれるほど、古い歴史をもつ食べ物。日本へは16世紀に伝わり、明治時代には多くの優良品種が導入され、一般的に普及するようになりました。西から伝わった瓜という意味から「西瓜」の文字が使われます。果実は園芸分野では野菜の扱いをされていますが、青果市場での取り扱いや、栄養学上の分類では果物あるいは果実と分類されています。

スイカの栄養・効能は優れています

冷たく冷えたスイカは夏のおやつやデザートにピッタリ。水分が多いのでのどの渇きも癒されるし、塩をかけて食べれば甘みが強くなるだけでなく、熱中症予防にも効き目がありそう。スイカの栄養、効能は夏の体に良いものばかりです。

スイカの栄養

スイカの栄養は意外と豊富。成分の90パーセント以上が水分なので、有効な栄養素は少ないと思われがちですが、ビタミンA(カロテン)やビタミンB1、B2、ビタミンCなどのビタミン類、カルシウム、リン、鉄、カリウムなどのミネラル類、 グルタミン酸やアルギニンなど、様々な成分を含んでいます。また、食物繊維も豊富でありながらローカロリー。スイカは健康に、美容にいい効果を期待できるうれしい栄養を豊富に含んでいます。

スイカの効能

スイカの栄養で注目すべきはリコピン、βカロテン、カリウム、そしてシトルリンです。「カリウム」は利尿作用、疲労回復に効き目のある栄養素。夏バテ対策に効果が期待できます。「βカロテン」は免疫力を高める効果があり、「リコピン」は活性酸素を減らし、老化予防に効果がある栄養素。「シトルリン」は血流を改善し、血圧抑制効果が期待できる栄養素です。これらの栄養素を含むスイカをとることによって、熱中症予防、ダイエット、便秘解消などの効果が期待できます。スイカは健康に、美容にうれしい効能のある栄養を豊富に含む食物です。

スイカの栄養は凄い!美味しいスイカを選びたい

スイカの素晴らしい栄養を学んだら美味しいスイカが食べたくなるでしょう。上手なスイカの選び方を覚えましょう。

スイカの栄養・美味しいスイカの選び方

たたいて美味しいスイカは見極める方法も有名ですが、音で判断するのはなかなか難しい。見た目で美味しいスイカを見極める方が簡単です。ポイントは3つほどあります。

1・縞模様がはっきりしていて、黒い模様が緑のところより盛り上がっているもの。
2・スイカの上部がへこんでいるもの。
3・頭の軸(ツル)が細いもの。
さらに、持ってみて、ずっしりと重いものを選びましょう。

カットしているスイカを購入するときは、黒い種が多く、白い未熟な種の少ないものを選びましょう。夏の健康と美容のために美味しいスイカ食べて栄養をとり入れましょう。

スイカの栄養・美味しい食べ方

夏の健康と、美容にうれしい栄養たっぷりのスイカを美味しく食べましょう。食べる時の適温は15~20℃。あまり冷えすぎるとスイカ本来の美味しさが味わえません。 食べる1時間ほど前に切りわけて冷蔵庫で冷やすと、美味しいです。その他にもスイカの食べ方はいろいろ。アレンジ料理でも美味しくいただけます。

スイカの栄養・美味しい食べ方①

スイカのサラダ

材料 ( 2 人分 )


スイカ 1/12個
モッツァレラチーズ 1/2個
ブラックオリーブ(種抜き) 4~5個
<ドレッシング>
レモン汁 大さじ1
EVオリーブ油 大さじ1
粗びき黒コショウ 少々
玉ネギ(みじん切り) 大さじ1
ミントの葉(刻み) 5~6枚分
ミントの葉(飾り用) 適量
ミルびき岩塩 適量

夏バテ解消に役立つ栄養満点のサラダのレシピ。チーズとスイカは意外な組み合わせですが相性抜群です。

1・スイカは皮を取り除き、一口大に切って種を取る。モッツァレラチーズはスイカより少し小さめに、ブラックオリーブは1個を2~3つに切っておきます。
2・ボウルに<ドレッシング>の材料を混ぜ合わせ、スイカ、モッツァレラチーズ、ブラックオリーブを入れて混ぜ合わせて器に盛りつけます。
3・ミントの葉を飾って、ミルびき岩塩を振る。(完成)

ドレッシングに刻んだミントを加えると、スッキリと爽やかで後味が良くなります。余ったスイカでお試しください。

スイカの栄養・美味しい食べ方②

スイカのジャム


材 料(4~5人分)

スイカの実  小玉1個
レモン汁  大さじ2
砂糖  大さじ5

美味しくないスイカもジャムにすれば美味しく食べきれます。

1・スイカの実を、細かいさいの目状に刻む。(種も取り除きましょう)
2・鍋に、スイカと砂糖、レモン汁を入れて、弱火にかける。
3・アクがよく出るので、こまめに取り除きます。種が残っていたら、スプーンで取り除きます。
4・スイカの汁気がなくなり、トロトロに煮詰まったら火からおろし、荒熱をとります。
5・荒熱がとれたら消毒した瓶などに移し、冷めたら冷蔵庫で保管します。

さらさらしたジャムに仕上がるのでヨーグルトに混ぜて食べるのがおすすめです。食物繊維とリコピンなどの栄養素が上手に取れて美容効果が期待できるジャムです。

スイカの栄養・美味しい食べ方③

塩麹で!スイカの皮のエコ漬物


材 料(5~6人分)

スイカの皮  1/4個分
塩麹  大さじ2~
醤油  適量

スイカの皮にも優れた栄養があるので漬物にして食べましょう。シトルリンは実の2倍もの量を含んでいます。

1・スイカの皮の外側、緑の部分を切りおとす。
2・そのまま保存袋に入れ、塩麹を加えて軽く揉み、冷蔵庫で寝かせる。
3・出てきた水分は捨てましょう。1晩位漬けたら食べられます。日持ちさせるなら、もう一度塩麹を足しましょう。
4・食べやすい大きさに切って、お好みで醤油をかけていただきます。

塩麹の塩分によって漬かり具合は変わってくるので、お好みで調整してください。早く漬けたい時は小さく切ってから漬けましょう。シャキシャキした食感の美味しい漬物が出来上がります。スイカの栄養を丸ごといただけるおすすめのレシピです。

美味しいスイカの秘密がわかったら

暑くなったら食べたくなるスイカ。みずみずしいスイカは美味しいだけでなく、夏に必要な栄養も豊富。美容と健康のために、美味しいスイカを上手に選んで美味しくいただきましょう。

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