新潟県糸魚川で採れるホタルイカの栄養や食べる時の注意まとめ

【名前】
『ホタルイカ』（蛍イカ）の学名は、「ワタセニア・シンティランス」といいます。明治38年、東京大学強雨の渡瀬庄三郎博士が命名しました。

【特徴】
「ほたるいか」は、名前の通り蛍のように光る多くの謎につつまれた神秘的な生き物です。「ホタルイカ」の発光は、危険から身を守る時や身を隠す時、会話をする時などと考えられています。

最近の研究で、ホタルイカに脂肪肝の改善効果があることが実証されています。健康にも良い、季節限定のホタルイカをぜひお召し上がり下さい。

【産地】
「ほたるいか」は、石川沖、福井沖、富山湾の200～400mの深海に住んでいます。寿命はほぼ一年で、孵化するのに２週間くらいです。その後成長を続け、翌年２月頃には交接シーズンをむかえ、再び４～５月頃に産卵して、その一生を終えると考えられています。

富山県などで有名なホタルイカですが、新潟県糸魚川市でもホタルイカを見て食べることができます。現在、姫川港周辺でホタルイカが上がり始めているようです。

ホタルイカにはいろんな栄養素が含まれています。その効果を知ってホタルイカを食べて健康になりましょう。

ホタルイカで一番注目されている栄養成分はタウリンです。高血圧やコレステロール値が高いと言われた人や、肝臓に負担がかかって疲れていたり、体がだるい人におすすめです。その他にもタウリンはアルコールのの分解を促進するのでお酒を飲む前に飲むと肝臓を守ってくれます。

B12はタンパク質やアミノ酸を助ける働きがあります。普段お肉を食べる事が少なくサラダをよく食べる人は不足する危険性があります。不足すると貧血を起こしやすくなり、ひどくなると下痢、めまいなど体の不調が現れます。

ビタミンEは抗酸化作用があると言われ、老化現象や生活習慣病の原因とされる活性酵素を消す作用があると言われています。活性酵素は、ストレスや紫外線、喫煙などで体内に発生し、増え続けると肌のしわやしみと言った老化現象、生活習慣病などを誘発してしまいます。ビタミンEをとる事で、これらの抗酸化作用を防ぐ働きがあると言われています。

ホタルイカはタウリンが豊富に入っています。タウリンは肝臓への効果が高く肝臓の機能向上や脂肪肝などにも効くと言われています。肝臓に脂肪がつくのを防ぎ、コレステロールを分解する働きがあります。イカの中でもホタルイカはタウリンが多く入っているので、肝臓の疲れや肥満の方は積極的に摂取すると改善できるそうです。

ストレスなどを軽くします。心を落ちつかせる効果があるので、不安感がなくなり気分がよくなりストレスを解消する事ができるので疲労を回復する事ができると言われています。

コレステロール値が高くなると、中性脂肪が増え血管が硬くなったり、つまりやすくなったりします。タウリンは交感神経の活動を抑え、コレステロール値を下げる事で血圧の上昇を抑える事ができ、動脈硬化や脳卒中、心臓の病気などを予防する事ができるそうです。ホタルイカに含まれるタウリンは病院で処方される事があるくらい効果が期待されています。

ガンを予防する効果の高いビタミンAが豊富に入っています。ビタミンAを多く含む食材の牛レバーの約1.36倍もあると言われています。ビタミンAは細胞の分裂を正常に働かせる事ができ、ガンは異常な速さで細胞分裂をするので、ビタミンAがガンを抑える効果があると言われているそうです。

ホタルイカの刺身はとても美味しいのですが少し注意が必要です。きちんとした生食用に調理しないと生のイカには寄生虫がいる事があるので気を付けてください。ひどくなると腸閉塞を起こしたりする事もあるそうです。その他にもホタルイカに含まれているビタミンAは過剰にとると体内に蓄積され吐き気や頭痛などを引き起こします。妊婦の方は特に注意してください。

寄生虫は高温に弱いため、沸騰したお湯で30秒以上、中心温度60度以上でゆでれば安全。
通常売られている、ゆでた状態の「ほたるいか」は大丈夫。

この条件で冷凍処理された加工品は安全。
●－30℃で4日以上
●－35℃（中心温度）で15時間以上
●－40℃で40分以上凍結処理されたもの）

旋尾線虫の幼虫は、ホタルイカの内臓（胃・腸）の中にしかいないため、刺身にする場合は、内蔵を完全に取り除くこと。

旬の糸魚川ホタルイカはとてもおいしい物です、たくさんの栄養や効果があるとわかるとできるだけホタルイカを食べて健康になりたいですよね。