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煮干しについて紹介!煮干しの栄養を知り、活用してみませんか?

和の料理には欠かせない出汁ですが、私は、ついついインスタントの出汁を使ってしまいます。今回、煮干しの栄養を調べみて、煮干しの栄養を改めて確認できました。私が調べた煮干しの紹介とともに、美容にも効果的な煮干しの栄養を紹介します。

【煮干しの栄養】煮干しを使ったことありますか?

煮干しにたくさんの種類の魚があることを知りました。紹介します。

また、それぞれの魚によって出汁が微妙に違うことがわかりました。煮干しはみんな一緒と思っていた私は、目から鱗でした。

これは焼き干しです

煮干しとは作り方が違います。

【煮干しの栄養】煮干しの種類とそれぞれの特徴

煮干しとは、その名のとおり、小魚を煮て干したものです。和食の出汁をとることには欠かせない存在です。

美味しい出汁がとれるかどうかで、料理の味が変わってしまいます。

カタクチイワシの煮干し

普通は煮干しと言えばカタクチイワシのものです。

大きさは約10cmくらいです。紡錘形で細長く、背が黒く腹が銀白色です。

カタクチイワシです

きびなご煮干し

苦みが少なく、そのまま食べても美味しいです。

きびなごの煮干しには、カルシウムはもちろんですが、鉄分、DHA、EPAのコレステロールを分解する不飽和脂肪酸などの栄養素がバランスよく豊富に含まれています。

銀と青のきれいな帯のある魚です。

きびなごです

あごの煮干し

あごの煮干しとはトビウオの煮干しのことです。

トビウオです

旬は初夏から夏。小骨の多い魚ですが、脂肪分が少なく淡白な味です。たんぱくですっきりした旨みと上品な甘さがあります。

ラーメンの出汁などに多く使われています。寿司ネタのトビッコは、トビウオの卵です。

鯵の煮干し

鯵の煮干しはあっさりとした上品な味です。でも薄味と言うわけではなく、しっかりとした風味ある出汁が取れます。

煮物や麺類によく使われています。うどんの出汁によく使われます。

あじの煮干しは1匹丸ごと使えます。

少し乾煎りすると、生臭さが取れて香りが良くなり、ダシの味に広がりがでます。

そのまま酒の肴として食べても美味しいです。

鯛の煮干し

あっさりしているけれど深みがあり、上品な出汁が取れます。アジやサバの煮干しより生臭さが無いので、潮汁に適しています。

レンコ鯛(キダイ)の10cm位の大きさの煮干しが良いです。

マイワシの煮干し

カタクチイワシよりも魚臭さや脂の風味が強いです。濃いめのだしをとる時に適しています。

風味が強いので、豚肉料理などにも重宝されています。

マイワシです

普通はイワシと言われています。

ウルメイワシの煮干し

甘味があり、くせの少ない出汁がとれます。水出しがおすすめです。水出しでとるといわしの煮干し特有の魚の臭みが少ない出汁になります。

水出しをとっています

水に一晩つけておきます

関西ではよく使われる煮干しです。味噌汁はもちろんですが、うどんやおでんの出汁にも使われます。

マイワシに似ています。目が潤んで見えることから“うるめ”と言われています。

他にサバの煮干しもあります

【煮干しの栄養】煮干しにはどんな栄養価があるのかな?

出汁をとるものには、煮干しのほかに干し椎茸や昆布、鰹節などがあります。

同じ魚類のだしでも、かつお節に比べて製造工程も短く、安価で手に入りやすい煮干しイワシは、栄養価が高いです。カルシウム、鉄、ビタミンD、たんぱく質などを豊富に含みます。

煮干しの栄養① イノシン酸

イノシン酸とはうまみ成分です。実にかつお節の約2倍の量があるとされています。

かつお節は脂肪分や水分がそぎ落とされるので、魚くささがなくなるのに対して、煮干しは独特の魚らしい香りになります。

味噌との相性がよく味噌汁に使うのにおすすめです。

煮干しの栄養② カルシウム

カルシウムには骨や歯を作り、血液をアルカリ性にする作用があります。

不足すると骨粗鬆症を招き、骨がスカスカになり、日常生活に支障をきたします。
また、根気がなくなってイライラするなど精神的な面にも影響が出てきます。

煮干しの栄養③ 鉄分

鉄は、血液のヘモグロビン中のものは酸素を運び、ミオグロビン中では血中の酸素を細胞に取り入れる役目があります。

不足すると貧血になり、たちくらみや目まい、嘔吐といった様々な器官に影響を及ぼします。

魚の中の鉄分はヘム鉄といい、体内での吸収率は35%もあり効率よく摂取できます。
ただ鉄分を体内に吸収させるためには、ビタミンCが必要であるので、あわせて取るのが効果的です。

煮干しの栄養④ イワシペプチド

主に煮干しの身のタンパク質に含まれる酵素で血圧を安定させる作用があります。高血圧予防効果が大きいと注目されています。

さらにイワシペプチドは、加熱することによって、血圧を下げる力は二倍にもなります。

煮干しの栄養⑤ DHA(ドコサヘキサエン酸)

魚の脂の中に存在する脂肪酸(高度不飽和脂肪酸)のことで、血液をサラサラにしたり、頭の働きを良くする作用があります。

DHAは脳細胞の膜を作ったり、脳の神経細胞の突起を延ばす働きをします。

DHAの抗血栓効果により、脳血管障害型の老人性痴呆症に効果があるとされています。

煮干しの栄養⑥ ビタミンD

ビタミンDはカルシウムとリンの吸収を良くし、血液中のリンの量を一定に保ちます。

ビタミンDはリン酸カルシウムを骨や歯に沈着させ、骨や歯を丈夫にします。

ビタミンDが不足すると子どもはくる病、大人は骨軟化症になるおそれがあります。

煮干しの栄養⑦ EPA(エイコサペンタエン酸)

DHAと同じく、魚(イワシなど特に背の青い魚)の脂の中に多く存在する脂肪酸のことで、血液をサラサラにする作用があります。

また悪玉コレステロール(動脈硬化の原因)を減らして、肝機能を活性化させ、血液中の中性脂肪を低下させる作用があります。

ただし、DHA及びEPAは、乾燥には強いのですが、煮る段階で煮汁に溶出してしまうことから、生と比較すると、いりこでは2割程度減っていると考えられています。

【煮干しの栄養】栄養素と美容効果

栄養① 鉄分と美容の関係

美容に不可欠なコラーゲンやヒアルロン酸が体内に行き渡るためには、栄養素の鉄分がなければ吸収されないのです。

栄養② タンパク質と美容の関係

美容成分として有名なコラーゲンやエラスチンは、実はたんぱく質から構成されています。肌のハリに必要な栄養素はタンパク質なのです。

栄養③ いわしペプチドと美容の関係

栄養素のイワシペプチドは脂肪を分解してくれる働きがあります。

栄養④ エイコサペンタエン酸と美容の関係

栄養素のエイコサペンタエン酸は血液をサラサラにしてくれる効果があるそうです。血液の流れがよくなると、血色がよくなり肌の張りが違ってきますね。

栄養⑤ DHC(ドコサヘキサエン酸)と美容の関係

栄養素のドコサヘキサエン酸にも、血液をさらさらにしてくれる働きがあります。

【煮干しの栄養】まとめ

煮干しをうまく活用して、おふくろの味1位に輝いている、美味しい味噌汁に挑戦してみませんか?

煮干しの栄養についての記事はいかがでしたか?魚は干すことで旨味が増します。小魚を使うことで、魚臭さがおさえられ、魚の栄養を壊すことなく旨味が増量された煮干し。

出汁をとる時は、頭とはらわたの部分をとることで、さらに美味しい出汁がとれます。

出汁をとった煮干しも、そのまま食べると、更に煮干しの栄養をとることが出来ます。

保存する時も、頭とはらわたの部分を取り除いて、冷蔵庫で保存しておきましょう。

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