オリーブの塩漬けに挑戦！知って美味しいオリーブの塩漬けの味！

食卓でもすっかりお馴染みとなったオリーブオイルですが、最近では「オリーブの実」も人気上昇中。
「塩漬けオリーブ」をレシピに取り込んで、おいしく調理する人も増えてきました。

オリーブは、スペインやイタリアなどで広く栽培されています。乾燥に強い特徴があることから、地中海地方の気候が栽培に適しているようです。日本では、香川県小豆島が産地としては有名で、九州などでも栽培されるようになりました。

オリーブの実は、熟していくにつれて、グリーン→イエロー→レッド→バイオレット→パープル→ブラックへと、色がだんだんと変わっていきます。どの色もきれいですね。

オリーブの実には、栄養がたくさん詰まっています。

オレイン酸は、悪玉コレステロールを減少させる働きもあり、便秘の予防にも力を発揮します。

抗酸化作用があるビタミンＥは、体の老化を防ぐ効果も期待できます。生活習慣病の予防としても、食事の中に取り入れたい要素ですね。

栄養豊富なオリーブの実は、どうやって食べると良いのでしょうか。
オリーブの実はそのままだと強い渋みがあるので、塩漬けして食べるのが一般的。西洋では酢漬けしたものも広く出回っています。オリーブの塩漬けしたものは、サラダやピザ、パスタなどに幅広く活用できます。

オリーブの塩漬けは、いわば、オリーブの実の”おしんこ”ですね。
渋みを抜き、塩水だけで漬けた小豆島のオリーブ塩漬けは、オリーブの実の味がしっかりと残り、こりこりとした食感が楽しめます。
とてもあっさりとした味で、軟らかいピクルス状のオリーブの塩漬けとは、少し趣が違うようです。

オリーブの塩漬けには何通りか作り方があるようですが、ここでは、フランス風シンプルな塩漬けの方法をご紹介します。

まず実を木槌（あるいはめん棒）で潰します。
毎日水を換えながら、約2週間、水に浸して苦味を取除いていきます。

＊潰したら直ぐ水に浸すのが青く漬けるコツ。
一番手間がかかる作業ですが、上手に漬けるには、ここが大切なポイント。

次に、水1リットルに塩100gと、フェンネル（ウイキョウ）などのハーブの小枝を加えて煮立て、塩漬け用の塩水を冷まします。
オリーブの量によって、作る塩水の量は調節します。

オリーブの苦味が取れたら、保存用の広口瓶を用意します。
オリーブの実と塩水を、容器に入れます。
このとき、空気が瓶の中に残っているとオリーブが変色してしまうので、瓶の上部まで塩水を入れるのがポイントです。
直射日光の当たらない涼しいところに、10日間ぐらい保管します。

食べるときは、直前に瓶から取り出して、水ですすぐのがポイントです。
容器から出すと、色が変わりやすくなりますので、できるだけ早めに食べるのが良いでしょう。

青いオリーブの塩漬けは、南仏プロヴァンスの名産品としても知られているようです。
青い新鮮なオリーブがたくさん手に入ったら、ぜひ、塩漬けづくりに挑戦してみましょう。

あと一品！というときに、超簡単なレシピです！

1 パン粉に刻んだパセリ、鷹の爪、粉チーズを適量まぜておく。
2 グリーンオリーブはペーパータオルなどでしっかりと水気を切り、小麦粉→溶き卵→１のパン粉　の順にまぶす。
3 オリーブオイルでこんがりキツネ色に揚げたら完成！

「オリーブの塩漬け」のヒミツ。いかがでしたか？
自家製で塩を調整すれば、好みの味が楽しめるかもしれません。
アイデア次第では、美味しさも栄養も健康も手に入れられるハッピー食材です！
オリーブオイルとともに、きれいな色も楽しみながら、オリーブ生活始めてみましょう♪