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    カリフォルニアのロマネ・コンティ、カレラワインの魅力まとめ

    カレラワイン少し前までのカリフォルニアワインの認識と言えば、フランスより安くて果実味に満ちて楽しめるわかりやすいワイン、というものでした。そんなカレラワイン愛好者のためにカリフォルニアワインの情報をまとめました。是非参考にして下さい。

    カレラワインとは

    「カリフォルニアのロマネ・コンティ」

    オーナーのジョシュ・ジェンセン氏は、ブルゴーニュに渡り、栽培は世界最高のワインを産み出すドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティで、醸造はドメーヌ・デュジャックで修行を積みました。
    カレラはその技術をもって、ブルゴーニュに負けない石灰質を豊富に含んだ畑で栽培した葡萄を使用して作られたワインなのです。その葡萄畑で栽培した葡萄を使用して作られたワインなのです。

    カレラワイン

    また、ロマネ・コンティから修行を終え、カリフォルニアに戻る際にロマネ・コンティの苗木を持ってかえって植えたというエピソードも有名な話です。

    カレラが「カリフォルニアのロマネ・コンティ」と呼ばれるゆえんがここにあります。

    カレラワイン

    1971年から2年の年月を費 やして石灰岩がある土地を探しました。そして、ようやくサンフランシスコ から南に150キロ、大西洋から40キロメートル内陸に入った、 カリフォルニアで最も高い標高 2,200フィートのマウント・ハーランの 頂上近辺に石灰質が豊富にある冷涼な土地を見つけ出したのです

    一時幻のワインとまで言われ、市場から姿を消したカレラのワインです。
    「カリフォルニアのロマネ・コンティ」と称され、今でも世界的に人気を博しています。

    カレラワイン

    カレラワイン  カリフォルニアワインの特徴

    それは、基本的にカリフォルニアはフランスよりも温度が高くブドウが完熟する、ということ
    このことがカリフォルニアワインの最も大きな特徴です。まずここを押さえておくだけでもカリフォルニアワインを充分に楽しむことが出来ます。
    収穫期の秋に雨がほとんど降らない、と言うこともフランスとのとても大きな違いです。
    ですから、カリフォルニアではフランスよりもブドウの糖度が充分に上がります。

    カレラワイン

    例えば、ナパ・ヴァレーのシャルドネはブリックスという糖度の単位で約24度ほどありますが、フランスのブルゴーニュ地方では18度ほどです。つまり約3割も糖度が高いわけで、その分ワインにボリュームがたっぷりとあって残留糖度によるほのかな甘みもあります。ただし、このことで逆に酸が少ない傾向があります。

    カレラワイン

    カレラワイン  カリフォルニアとフランスのぶどう畑の違い

    温度が高いことによって、ぶどう樹の植え方も変わってきます。フランスでは、ボルドーでもブルゴーニュでも、より多くの熱を果実に吸収させるために地面すれすれにブドウが出来るように整えます。そのことにより、土壌の微妙な変化にブドウが反映していく、といわれています。(テロワールの概念)また日光が葉によって遮られないように果実の部分には葉がかからないようにしています。

    カレラワイン

    温度の高いカリフォルニアでは地面近くにぶどうを植えると暑くなり過ぎ、成熟途中に熱で果実が割れてしまいます。そのためにカリフォルニアでは地上1m位の所に果実がなり、適度に日が当たったり、風通しが良くなるように葉の量を調整しています。また、雨がとても少ない時期があるために灌漑設備を完備して最適な水分の供給が行われるように調整しています。

    カレラワイン

    ●カレラ ジェンセン ピノノワール 2012年

    漫画「ソムリエ」では「ブラインドテイスティングでロマネ・コンティと間違えられ」、人気テレビ番組でも「100万円のロマネ・ コンティに双璧」と紹介されたカレラで最も人気があり入手困難なワインがこちらのジェンセンです。

    カレラワイン

    「華麗なルビー色のジェンセン・ピノノワールはダークプラム、樹木のスパイス、クランベリーに八角やオレンジの皮など芳香で満たされています。ミネラルやほのかな燻し香、ブラックチェリーやダークスパイスの風味が食欲をそそります。みずみずしく豊かな味わいは優雅に長い時間をかけ持続します。典型的なジェンセン・ヴィンヤードの豊かな味わいです。」

    【合う料理】
    鴨のロースト、シャトーブリアン、ウォッシュチーズ

    カレラ セレック ピノノワール 2012年

    年間生産量、わずか294ケースの超希少ワイン

    カレラワイン

    「全てがつながっていると言える優れた香りは、プラム、カラントにミネラルが完全に絡み合っています。優雅でしなやかな味わいは、絹のように滑らかでみずみずしく、レッドプラムやブラックチェリーに森林やミネラルのニュアンスを表現しています。長く豊かな未来を表す濃度と申し分のないバランスを感じます。」

    【合う料理】
    鴨のロースト、シャトーブリアン、牛肉の赤ワイン煮

    カレラ リード ピノノワール 2012年

    ブルゴーニュ・ミュジニー、リシュブールの対抗馬

    カレラワイン

    「人を夢中にさせる複雑で繊細なリード・ヴィンヤードは、プラムやミネラル、アジアンスパイスに白コショウ、レモングラスとポルチーニ茸の香りを持ちます。繊細かつ奥深いジューシーな味わいは、ダークチェリー、オレンジピール、樹木のニュアンスに八角や鴨肉、ほのかにスモーキーな味わいへと続きます。フィニッシュはみずみずしくしなやかな風味が魅惑的です。」

    【合う料理】
    サーロインステーキ、鴨のロースト、ウォッシュチーズ

    カレラ ミルズ ピノノワール 2012年

    まるでカリフォルニアのグラン・エシェゾー

    カレラワイン

    「優雅な香りは熟した赤い果実の香りから始まり、スパイス、ブラックチェリー、ほのかにオレンジピールとカシスのニュアンス。官能的な味わいはベリーとミネラルの風味が混ざり合い豊かな味わいを作り上げます。余韻は柔らかいタッチで長い時間をかけフィニッシュまで豊かな味わいが持続します。」

    【合う料理】
    牛肉の赤ワイン煮、シャトーブリアン、ウォッシュチーズ

    カレラワインのまとめ

    いかがでしたでしょうか
    カレラワインについてまとめてみました。カリフォルニアワインも歴史が古く伝統もあり色々研究されて美味しいワインになっています。カレラワイン機会が有ったら是非飲んでみたいワインです。

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