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    お酒は飲んでも大丈夫?ダイエット中に気を付けたいポイントは?

    常識としてダイエット中のお酒は禁物。それってどうして?ダイエット中でもお酒を飲みたい!というお酒好きの人はたくさんいるのではないでしょうか。飲んではいけない理由と、本当にダイエット中に飲めるお酒はないのか?を探っていきます。

    お酒はダイエットの天敵?

    ダイエット中は、あれもだめ、これもだめ、それもだめ・・・といろいろ我慢がつきものです。
    その中の1つにお酒があります。
    でも、「仕事上がりのこの1杯が楽しみなのにぃ~」という人もいらっしゃるのではないでしょうか。

    実際に、ダイエット中でも1杯ぐらいはいいよね?と飲んでる方もいるのでは?

    そもそもどうしてダイエット中のお酒はだめなのでしょうか。

    それは、お酒に含まれる糖質がダメだから。
    糖質というと、炭水化物です。お酒に糖質が入ってるの?と思われるかもしれませんが、お酒の種類によっては糖質もたんぱく質も含んでいるんです。

    お酒のカロリーにはからくりがある

    ダイエット中なら特に気になるお酒のカロリー

    ビールは500ml、日本酒は1合(180ml)、ウイスキーはダブル(80ml)。
    これらのカロリーは全部200キロカロリーです。
    ビールって低カロリー?と思われるかもしれませんが、それは落とし穴です。
    具体的にお酒のカロリーを見ていきましょう。

    アルコール1g当たりのカロリーや約7キロカロリーです。これはどのお酒も同じです。
    そしてお酒に含まれるアルコールのカロリーは次のように計算できます。

    ● 容量(ml)×アルコール度数(%)×7(kcal)

    例えば、アルコール度数6%のビールを500ml飲んだ場合のカロリーはとなると、

    ● 500ml × 6% × 7kcal = 210kcal となります。

    つまり、アルコール度数が高いほど、アルコールのカロリーは高くなるというわけです。

    お酒のカロリーは「エンプティーカロリー」

    「エンプティーカロリー」という言葉を聞いたことはないでしょうか?
    アルコールには栄養素がほとんど含まれていないことから「エンプティー(空っぽ)カロリー」とも呼ばれています。

    アルコールは体内に入ると、すぐに肝臓で分解され、優先的にエネルギーとして消費されます。
    顔が赤くなったり火照ったりするのは、アルコールが熱となって消費されているためです。

    そのためアルコールが例え高カロリーであっても、お酒で直接太ることはないと言えるわけです。

    問題はアルコール以外のカロリーだった

    お酒に含まれるアルコール自体のカロリーは無視できるとして、しかしお酒の種類によってはアルコール以外のカロリーが含まれているものがあります。

    一般的に醸造酒と呼ばれるお酒。
    ビールやワイン、日本酒などがそうですが、これらのお酒にはアルコール以外の栄養素、糖質やたんぱく質が含まれています。

    醸造酒はその製造過程でどうしてもアルコールになりきれない原料が残ってしまいます。
    例え100ml当たりの糖質量がわずかであったとしても、量を飲めばその分増えていきます。
    特にビールはアルコール度数も低めのため、ゴクゴク飲んでしまう人が多いのではないでしょうか。

    しかし私たちの体はアルコールの分解に忙しくて、そのほかの糖質や脂質の消費を後回しにされてしまいます。

    また、その時一緒に食べたおつまみの栄養素も、当然消費は後回しです。
    お酒を飲み始めてから、飲み終わった後も、体はアルコールの分解を続けています。
    飲んだ後のラーメンやお茶漬けのカロリーは、どうなるかもう分かりますよね?

    消費されず残った栄養素は脂肪としてどんどん蓄えられていくのです。

    ダイエットしているのに脂肪を蓄えられたら、ダイエットの意味がないですよね。
    だから、ダイエット中にお酒を飲むのはやめた方がいい、ということになるわけです。

    ダイエット中の人には蒸留酒がおすすめ

    それでもどうしてもダイエット中にお酒が飲みたい!というときは、蒸留酒の中から選んでください。
    焼酎、スピリッツ、ウイスキー、ブランデーなどですね。

    蒸留酒は原酒を蒸留して作るため、ほとんどがアルコールでそれ以外の栄養素はありません。
    アルコールのカロリーだけになるので、ダイエット中でも飲むことが可能なわけです。

    中でも焼酎は、水やお湯で割って飲むことができます。
    特にお湯割りは少しずつしか飲むことができず、またアルコールが回るのが早くなります。
    お酒と一緒に水分を取ると、アルコールを分解する肝臓の働きを助ける事にもなります。

    ダイエット中は是非、焼酎をおすすめします。

    ただし、焼酎も含めて蒸留酒はアルコール度数が高めです。
    ダイエット中でなくても、飲み過ぎには注意しましょう。

    ダイエット中におすすめのおつまみ

    焼き鳥

    意外に、ダイエット中でも焼き鳥は大丈夫です。
    でもタレではなくて塩を選びましょう。
    手羽先や皮はカロリーが高いのでおすすめしません。

    枝豆

    枝豆は低カロリーながら様々な栄養素を含んでいます。
    特にカリウムは、むくみを解消してくれる栄養素なので、ダイエット中には特に取りたいものです。

    野菜スティック

    カロリーが低く、噛みごたえのある野菜スティックは、ダイエット中は特に食べ過ぎを防止してくれます。
    アルコールの利尿作用により、ミネラルやビタミンが不足気味になるので、補給する意味でも最適です。

    キムチ

    発酵食品であるキムチには食物繊維が豊富に含まれています。腸内の善玉菌の餌となる乳酸菌も含まれているので、ダイエット中の肌荒れ対策にもなりますね。

    するめ

    イカに含まれるタウリンは、肝臓の働きを助けてくれるため、お酒のおつまみにもっとも適しています。
    ただし、げそ天などの揚げ物にしてしまうと一気にカロリーが高くなってしまうので、乾燥させたものを選びましょう。

    するめは硬いのでよく噛むことから、食べ過ぎ防止にもつながります。

    海藻サラダ

    ダイエット中であればサラダを選ぶ人も多いと思いますが、種類によってはサラダもカロリーが高いものがあります。また掛かっているドレッシングにも注意が必要です。

    ワカメなどの海藻を使ったサラダにはカリウムも含まれていて、ドレッシングも低カロリーのものが使われていることが多いです。

    お酒を飲みながら楽しくダイエット

    ダイエット中といえども、付き合いで飲み会に誘われたり、またはストレス解消でお酒を飲みたくなることもあると思います。

    基本的にはウーロン茶などが選べればいいのですが、しかし最初の一杯はビールじゃないと!という方も多いのではないでしょうか。
    そんなときは、ビールは最初の1杯だけにして、2杯目からは別の飲み物にするようにしましょう。

    焼酎の水割りやお湯割り、またはウィスキーの水割りなどもおすすめです。

    またはいま流行りのハイボールも、ベースになるウィスキーが蒸留酒であるため、糖質ゼロ、プリン体もほぼ含んでいません。

    糖質制限ダイエットの1つとして「ハイボール・ダイエット」もあるぐらいダイエットに適した飲み物と言えるでしょう

    まとめ

    ダイエット中に飲むお酒について、いかがでしたでしょうか。
    飲み過ぎがもちろんダメなのは当然として、お酒についての正しい知識と、アルコールが体内に入った時の体の状況をきちんと理解すれば、ダイエット中でもお酒を控える必要なないでしょう。

    むしろいろいろな制限の多いダイエットの、ほっと一息できる飲み物であるかもしれません。
    お酒を楽しみつつ、無理なくダイエットを頑張りましょう!

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