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簡単で失敗しない梅干しの干し方を教えます。一度お試しあれ!!

梅干しを作ったことはありますか?梅干しって作れるの?梅干しの干し方は?なんて方が多いですよね。実は梅干しって自宅でも意外と簡単に作れるんですよ。今回は、失敗しない梅干しの作り方や干し方をご紹介しますね。是非チャレンジしてください。

梅干しの干し方って?(土用干しってどんな干し方?)

梅干しって?

梅干しとは、塩漬けにした梅を「太陽に当てて土用干し」して、梅酢に漬けずに保存するものです。基本的には梅干しは常温保存で、 一般的な使用原料は、梅と塩です。また、梅干しは消費期限なしというくらい長持ちするのが特徴です。梅干しは、おにぎりに入れたりお料理にもよく使われますし、夏には殺菌作用もあります。梅干しの作り方、干し方をマスターし、是非一度梅干し作りにチャレンジしてくださいね。

土用干しの干し方って?

・梅干しを作るうえで土用干しという干し方があります。この干し方が生まれたのは、梅本来の殺菌効果でも防ぎきれない微生物(耐酸性のある微生物)などを、紫外線の力で殺菌する効果があるからです。土用干しの干し方のポイントをおさえて美味しい梅干しを作りましょう。

梅干しの干し方

土用干しの時期っていつ?

・時期
目安としては、秋の気配を感じる前(立秋)までには干し上げたいです。
一番良いのは、7月20日(夏土用入り)~7月23日(大暑)の間の、いわゆる三日三晩の「三日間」です。

・時間
紫外線が強い時間帯は、朝9時頃から~お昼過ぎの14時頃までで、最も強いのは11~12時です。この前後の時間にまずは片面一時間ずつ、両面を日光浴(紫外線浴)させてあげる事で、太陽による殺菌効果が期待できます。

柔らかい梅を作るための干し方

梅干しは梅を土用干しすることによって殺菌作用の効果がありますが、その他にも干し方によって梅干しを柔らかく仕上げることができます。干し方のポイントは、次のようになります。
1. 完熟梅を使うと柔らかくなります。
2. 土用の太陽と夜露にたっぷりあてます。
3. 土用干し完了後、早朝にとり込んで保存します。

熟度が不足している梅を漬けると、干し方が適していても柔らかくなりませんので、柔らかい梅干しを作りたい方は、梅の塾度と干し方に十分注意してください。

梅干しにカビが生えてしまったら(干し方)

梅干しの作り方、干し方は難しくはありませんが、よくある失敗として「白っぽいかびが生えちゃった!」ということがよくあります。干し方によっては、干している時に白くなることもあります。でも、カビではないことが意外と多いんです。
塩と梅の酸味であるクエン酸が結びついて結晶だったり、耐塩性の酵母の可能性もあります。見分け方としては、水に溶けたら結晶、溶けなければ酵母です。もちろん梅干しに本当にかびが生えてしまった可能性もあるのですが、梅干しは元々保存食で大量に塩をつかっていることからカビは生えにくいんです。それでもかびが生えてしまったのならば容器の消毒がきちんとできていなかったか、塩漬けの塩の量が少なかったのどちらかでしょう。梅干しに別にかびが多少生えても取ってしまえば問題ありませんので、慌てず取り除いた後、ホワイトリカーや焼酎を足して消毒しておけば、そのまま漬けておけばOKです。

梅干しの干し方のポイント

梅干しの干し方の注意点

梅干しの干し方は、朝早く、梅を、菜箸で取り出し、平らなザルに並べて、天日に干しますが次のことを注意して干すといいでしょう。
①梅と梅はなるべくくっつかないように干しましょう。
②一日一度は梅を裏返して、まんべんなく日が当たるようにします。特に、裏返すとき、(特に薄い皮の梅の場合)梅の皮がザルにへばりついていることがあります。破らないように注意しましょう。
③裏返すタイミングは、カンカン照りで、干し始めて1~2時間後ぐらいがオススメです。1~2時間後だと、まだ梅の表面が乾き切っていないのでザルにくっつきにくく、裏返しやすいからです。夕方、ザルごと軒下や室内に移動させ、ホコリよけに新聞紙などをかぶせます。

①〜③を3日間(つまり3回)繰り返します。

赤ジソの干し方

赤ジソの干し方は、梅干しといっしょに漬けてある赤ジソの半分ぐらいはよく絞って、梅といっしょにザルの上に広げて乾燥させましょう。(残りの赤ジソは容器の中の赤梅酢に漬かったままにします。)乾燥後、すり鉢・フードプロセッサーなどで細かくすればユカリになり、ガサ張らず保存できますよ。

梅干しの色を濃くしたい時の干し方

夕方、その日干し終わった梅を赤梅酢に戻し、赤梅酢に漬けます。翌朝、赤梅酢から取り出して改めて上記の干し方で干すと、日ごとに色濃くなってゆきます。ただし、塩味・酸味など味も濃くなりますので注意が必要です。

あと、赤梅酢に入っている赤梅酢は、梅を土用干ししている間に、容器ごと陽の下に置いて水分を飛ばして濃縮します。濃縮すると、色・味ともに濃くなります。陽差しにもよりますが、2日ぐらい陽の下に置くと、半分ぐらいに濃縮されます。薄めがお好みの方は、陽に当てないで保存します。

梅干しを作りましょう。干し方が面倒なら梅漬けを・・

梅干しの干し方わかりましたでしょうか?梅干しを漬けるまではいいけど、干すのは面倒、干し方がよくわからない、マンションだから場所がないという方もいると思います。そんな方は梅漬けをオススメします。作り方はとっても簡単で、梅の実を下ごしらえした後、ジップロックに塩と一緒に入れてしまうんです。あとは、梅酢が上がってきたらひっくり返しながら梅酢につけて冷蔵庫に入れておけばOK!!梅干しのように干し方が面倒という方にオススメです。お漬物のような感じで、そのままいただいてしまいます。
是非チャレンジしてくださいね。

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