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ビタミンB12は貧血予防効果が!!「ビタミンB12」 栄養効果のまとめ!

ミネラルの一種コバルトを含み、「赤いビタミン」と呼ばれるビタミンB12。今回はビタミンB12の栄養効果についてまとめてみました。ビタミンの役割は微量で、ほかの栄養素の働きをスムーズにする効果があります。ビタミンB12はどのような効果があるのかまとめてみました。

ビタミンB12の効果を知ろう!

ビタミンB12は、水に溶ける性質を持った水溶性の「ビタミンB群」の一つ。
たんぱく質・脂質・核酸の合成などに関わっている「補酵素」です。
同じビタミンB群の仲間である葉酸と共に赤血球を作り出しており、赤色をしていることから、別名は「赤いビタミン」。

出典:http://vitamin.bod777y.net

ビタミンB12。名前は知っているけれどその効果については詳しくは分からない?・・・そんな人が多いのではないでしょうか?ビタミンB12は生命にかかわる大事な役割・効果があるのです。
では、ビタミンB12の基礎知識について学びましょう!

ビタミンB12とは?・・・その効果は?

ビタミンB12はどんな栄養素?

ビタミンB12は、神経および血液細胞を健康に保ち、全細胞の遺伝物質であるDNAの生成を助ける栄養素です。また、疲労や体力低下を引き起こす貧血の一種である巨赤芽球性貧血の予防にも役立ちます。

出典:http://www.ejim.ncgg.go.jp

細胞の中にあるDNAは、遺伝のもととなる情報を保存し生命の誕生に重大な関わりをもっています。
なんと・・・ビタミンB12はDNAの生成を助ける効果があるなんて、驚きの効果ですね!

ビタミンB12の効果

ビタミンB12の効果! ①貧血予防効果

ビタミンB12は、神経および血液細胞を健康に保ち、全細胞の遺伝物質であるDNAの生成を助ける栄養素です。また、疲労や体力低下を引き起こす貧血の一種である巨赤芽球性貧血の予防にも役立ちます。

出典:http://www.ejim.ncgg.go.jp

ビタミンB12は、葉酸とともに、赤血球中のヘモグロビン生成を助け貧血を予防する効果があるのです!
ビタミンB12が不足すると、頭痛、めまい、動悸、息切れなどの貧血症状がでます。

ビタミンB12の効果 ②脳細胞や脳神経の再生・修復効果

ビタミンB12は神経細胞の中にある核酸(DNAの主成分)の合成と修復に欠かすことのできない栄養素です。
核酸・たんぱく質・脂質の合成をサポート、修復することで正常な神経細胞を保ち、脳からの指令を末梢神経に正確に伝える働きをしています。

出典:http://vitamin.bod777y.net

ビタミンB12は、集中力や記憶力の向上効果や、不眠症、パニック障害、自律神経失調症などの神経障害など、脳や神経に関わる症状の改善効果が期待できるのですね!
逆に、ビタミンB12が不足すると、集中力や記憶力の低下、イライラや無気力になる症状が現れます。また、さらに進行すると運動神経機能の低下や手足のしびれなどを起こすこともあります。

ビタミンB12の効果 ③脂質の代謝を助ける効果

ビタミンB12はレチシン(ホスファチジルコリン)の代謝にも関与します。レチシンは肝臓での脂質代謝や脂質の運搬、リン酸基の供給源などの役割を担います。

出典:http://vitamine.jp

レシチンとは、脳や神経組織などに多く含まれており細胞膜の主要な構成成分です。生理機能を担ったり、神経伝達物質のアセチルコリンの材料としての働きがあります。副交感神経伝達や、学習や記憶、睡眠に関わっています。また、脂質の代謝にも関わっており、肝臓を保護する効果もあります。
ビタミンB12は、このよな重要な役割を担うレシチンの代謝に関わっているのです!

ビタミンB12には重大な病気の予防効果が!!

ビタミンB12で病気を予防しよう!

動脈硬化を防ぐとともに、脳の血管を修復することによって、脳梗塞、隠れ脳梗塞、脳溢血、脳血栓などの予防などが期待されます。

出典:http://www.endokoro.com

日本人の死亡順位ワースト3を占る三大疾病にも含まれている脳卒中。ビタミンB12は脳卒中の予防効果が期待できる栄養素です。また、近年ではアルツハイマー病の症状改善にも効果があることが実証されているそうです。人の体に重要な働き・効果があるビタミンB12をしっかり補い病気を予防しましょう!

ビタミンB12を摂取するには?

ビタミンB12を多く含む食品

ビタミンB12は、肉類や魚介類などの動物性食品に含まれています。
その中でもビタミンB12含有量が特に多いのは牛・鶏のレバー、海苔、しじみ、あさり、イクラ、赤貝。
他にも、サンマ、にしん、牡蠣、イカ、かつお節、サバ、豚レバー、納豆、味噌、醤油、卵、乳製品などがあります。

出典:http://vitamin.bod777y.net

ビタミンB12はたんぱく源の食品に多く含まれています。

1日に必要なビタミンB12の摂取量

ライフステージ 摂取推奨量
生後6カ月 0.4 mcg
幼児7-12カ月 0.5 mcg
小児1-3歳 0.9 mcg
小児4-8歳 1.2 mcg
小児9-13歳 1.8 mcg
10歳代14-18歳 2.4 mcg
成人 2.4 mcg
妊娠している女性(10歳代も含む) 2.6 mcg
授乳中の女性(10歳代も含む) 2.8 mcg

出典:http://www.ejim.ncgg.go.jp

ビタミンB12は胃に送られて胃液に含まれる成分の一種と結合してから、腸で吸収されます。
ビタミンB12を吸収率は胃液の分泌量によっても変動しますので、高齢者の方など胃酸が十分に分泌が低下している人や、胃の切除手術をされた方などは、ビタミンB12の吸収が低下しています。ビタミンンB12を多く含む食品に合わせて、栄養補助食品やサプリメントなども上手に活用し、ビタミンB12の栄養効果を得られるようにしましょう!

ビタミンB12をしっかり摂って栄養効果を発揮させよう!

ビタミンB12の基礎知識から栄養効果までまとめてみましたが、参考になりましたか?
ビタミンB12は神経機能や脂肪代謝にも深く関わり、貧血予防効果があることがわかりました。

ビタミンB12は人にとって欠かせない栄養素!日々の食事でしっかりビタミンB12を摂取しましょう。
ベジタリアンの人もサプリメントなどを上手に利用し、ビタミンB12不足ならないようにきをつけましょうね!

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