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【天然サプリメントの数の子の塩抜きの方法】美味なレシピも紹介!

数の子は、プリン体の少ない天然のサプリメントです。美味しく数の子を食べるには、塩抜きが肝心。失敗しない塩抜きの方法と美味しい季節のレシピの紹介とともに、数の子の栄養と栄養効果も紹介します。数の子はEPA・DHAも効率よく摂取できる食材です。

数の子の由来

シャキシャキとした美味しい数の子を盛り付けてみました。いつ食べてもおいしい数の子です。

きれいな黄金色の数の子は、ニシンの卵です。江戸の頃までニシンは「鰊」を「カド」と読んでいました。ですから、「かどの子」がなまって「かずのこ」となったと言われています。また他の説によると、数多い卵の塊から「子孫繁栄」の意味合いと「ニシン」が「二親」の語呂合わせから子宝に恵まれる、ニシンの黄金色から財産の意味も含み縁起の良いニシンがおせちに欠かせない食材となったようです。数の子の値段が高いことから「黄金ダイヤ」とも呼ばれています。 

ニシンの言われは、「二身」で二つに身を割るから妊娠、両親そろっている者は食べなければならない魚、アイヌ語の「ヌーシィ」が訛ったなどいろいろないわれのある魚です。

数の子の塩抜きの方法

数の子の塩抜きは、数の子を美味しく食べるために大切なことです。あまり塩抜きしすぎて味気ないものにならないようにしましょう。塩抜きは、呼び水といって塩を加えた水に浸けます。

数の子塩抜きの目安
数の子  200g (薄皮のついた状態)
水    1ℓ
塩    小さじ1
塩抜きの仕方
1.初回の塩抜くは、薄皮のついたままの数の子を塩水に6時間ほどつけます。
2.塩水の中で、薄皮をはぎます。
3.塩水を捨て、同量の分量の塩水を作り、2回目の塩抜きを6時間以上つけます。時折、数の子の塩加減を確かめ、いい加減の塩味のなれば、塩抜き完了です。

1回目の塩抜きの水で、数の子を壊さないように丁寧に扱って、薄皮を取ります。

数の子の塩抜き短時間できない?

40℃くらいのぬるま湯1ℓに小さじ2の塩を加え、数の子を1時間ほど漬けます。しばらくすると薄皮が白くなりますから房を壊さないように剥がします。真水にさらに1時間ほど漬けてください。温度と薄い塩水で塩抜きが速くできます。

数の子は天然サプリでプリン体の少ない食材 栄養は?

数の子が天然のサプリメントといわれる理由は、このように他の食材より多くのEPA・DHAを含んだ食材だからです。

数の子は、魚卵だからコレステロールも多いと敬遠されがちですが、以外に数の子はコレステロール値が低い食材です。

数の子は、コレステロールが少なく、EPA・DHAを多く含み、まさに天然のサプリメントです。数の子のプリン体も50mg以下と少なく、血中のコレステロールも下げる効果がある食材ですから、塩抜きして、メニューのデパートリーを増やし、大いに食べたい食材です。

簡単で美味しい塩抜きした数の子のレシピの紹介

数の子は塩抜きがひと手間ですが、お料理は簡単です。

数の子のしょうゆ浸け

毎年お正月に作る我が家の数の子です。漬けダレに昆布とかつお節を使って旨みをアップさせています♪

だし汁の分量
だし汁 1/2カップ
薄口しょうゆ・みりん・酒
 各大さじ 1 

作り方
1.塩抜きした数の子は、布巾で水気とふき取ります。
2.鍋に、酒を入れ、アルコールを飛ばして、だし汁、みりん、しょうゆを加え、煮立ちします。
3.保存のパットをきれいに拭き、水気を取っておき、粗熱の取れただし汁を入れます。
4.だし汁が冷めたら、数の子を壊さないように均一になるように浸け込みます。
5.冷蔵庫に入れ、少なくとも半日浸け込みます。
6.器に盛り付け、飾りに細削りの鰹節を添えます。

数の子の味噌浸け

味の変わった数の子の漬け方の1つとして味噌浸けを紹介します。
材料
塩抜きした数の子 大10本
白みそ   200~300g
酒粕    300g
酒     1カップ

数の子の味噌浸けの作り方
1.塩抜きした数の子は、水気を布巾で拭き取っておきます。
2.保存する容器はきれいに拭きます。
3.味噌・酒粕・酒をボールに入れ、よく混ぜ合わせます。
4.容器に3.を半分ほど入れ、ガーゼをその上に敷き、数の子が重ならないように均一に並べます。
5.ガーゼをかぶせて、残りの3.を空気が入らないようにぴったりとならします。
6.冷蔵庫に保存します。食べごろは、10日~2カ月です。

数の子のマヨネーズ和え

マヨネーズ和えは、おせちの残りの一工夫で味を変えて食べれます。
材料の分量
数の子  
だし汁   大さじ1
マヨネーズ 大さじ2
好みでゆず胡椒などを添えてください。
塩抜きした時の数の子を使う時は、白しょうゆを大さじ1/2くわえてください。

マヨネーズ和えの作り方
1.数の子は、適当な大きさに房を割っておきます。
2.ボールにたれの材料を入れ、よくかき混ぜ合わせます。
3.数の子を入れて混ぜ合わせ、器に盛ります。
生で食べられる水菜やほうれん草、スライスしたにんじんなどを合わせることもできます。この時は、白しょうゆを大さじ1/2を目安に好みの味加減に整えてください。

数の子を生クリーム和えのパスタ

数の子は和食以外にも使える食材です。イタリアンも結構いけます。生クリームと数の子の塩加減を楽しんでください。レシピは下記にアクセスしてください。

お寿司の種にも使える数の子

数の子は、手巻きずしにも、巻きずしにも、握りにも使える大変重宝な食材です。また、季節の行事に合わせたり、旬の野菜と合わせたり色々とアレンジができます。準備は、酢を合わせたすし飯とお気に入りの具と海苔を揃えるだけです。

塩抜きした数の子は冷蔵庫保存は?

塩抜きした数の子は、冷蔵庫保存でもあまり長くなると風味が落ちます。できるだけ早く食べることです。どうしても保存をということであれば、1週間くらいでしょう。細菌の繁殖させないためにきれいな箸を使って取り分けをしましょう。

数の子の塩抜きと数の子の簡単レシピでした

数の子は、お正月だけではなく、いつでも使える食材です。数の子の塩抜き加減がなかなかわかりにくいといわれるかもしれませんが、2度浸けのとき、6時間前後で端を少し切って塩加減を確かめ、家族の好みの塩加減にしてください。数の子の由来と塩抜きに簡単レシピを紹介しました。

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