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若返りのハーブとして知られるローズマリーの効能とその使い方を紹介

ローズマリーはその香りが記憶力や集中力を高め、成分に細胞の老化を防止する抗酸化作用があるため「若返りのハーブ」とも呼ばれています。また最近はその効能に認知症の予防も期待されています。今回は若返りのハーブとして知られるローズマリーの効能とレシピを紹介します。

ローズマリーについて

ローズマリーは地中海地方で多い植物です。しそ科の常緑低小木で、冬でも緑色の葉があり、春先に水色からうす紫色の小さな花をつけます。日当たりと水はけのよい環境を好み、冬が厳しいところでは寒さ対策が必要です。

最も香りが強いのは揮発性油分が一番多くなる7月8月で、この季節に収穫し、乾燥させるのが最適といわれています。

ローズマリーの効能にまつわる話①

ローズマリー「Rosemary」とは海のしずくという意味です。地中海沿岸の岸壁に水色の花を咲かせることからついた名前だと言われています。植物に詳しかったことでも有名な劇作家のウイリアムシェイクスピアの戯曲「ハムレット」には「私を忘れないで」と言ってローズマリーの花束を渡すシーンがあるとか。

ローズマリーの香りには脳を刺激し記憶力を良くする効能があることが知られていたことがわかる話です。

ローズマリーの効能にまつわる話②

ローズマリーは若返りのハーブとも言われますが、これは中世ヨーロッパでローズマリーによって健康を回復した王女の逸話が云い伝えられたことに由来します。
ハンガリー王妃のエリザベート14世紀は70歳を過ぎるころから、老齢のために健康を害していました。

彼女のためにイタリアの修道院でロースマリーのチンキ(ハーブをアルコールに漬けたもの)が作られ、献上されました。エリザベート王妃は、そのローズマリーが入った液体を塗ったとも、飲んだともいわれ、その魔法のような水で、みるみる元気になったといわれています。

ローズマリーは痛みを抑える効能が期待できるハーブです。リュウマチのような痛みから解放されたエリザベートは、なんと隣国ポーランドの王子(20代半ばといわれています!)からプロポーズされたという逸話が残っています。このエピソードから、ローズマリーのチンキは”ハンガリー王妃の水(ハンガリアン・ウォーター)”と呼ばれ、”若返りの水”ともいわれています。

ローズマリーの効能にまつわる話③

ローズマリーは魔除けの聖木として古くから知られています。ヨーロッパでは花嫁が一枝身につけるという習慣もあったといわれています。また、古代ギリシャでは、頭の働きをよくするハーブとされ、受験を迎えた学生たちは、髪にローズマリーの花輪を飾って好成績を祈っていました。

現在でもクリスマスにはローズマリーや月桂樹でクリスマスリースを作り飾る風習が残っています。

ローズマリーの成分

ローズマリーには、香りのもととなる精油成分が豊富にあり、その精油成分には、抗菌作用のあるシネオールや、活性酸素を抑制するカルノシン酸などが含まるといわれています。シソ科の植物に多く含まれるポリフェノールのロズマリン酸も活性酸素を除去する作用を持つと言われています。

ローズマリーの効能

ローズマリーの効能 ①筋肉痛やリウマチなどの鎮痛作用

ローズマリーの血行促進の効果によって、血流不足や冷えなどによる痛みを和らげる効能があるといわれています。

ローズマリーの効能 ②心臓、肝臓などの強壮作用

ローズマリーは血行を促し、血管を強くする作用があるため、心臓や肝臓など血液の循環に関わる臓器の働きを助ける効能があるといわれています。

ローズマリーの効能 ③集中力、記憶力などの健脳作用

ローズマリーに含まれるポリフェノールの1つカルノシン酸は脳内のストレスと低下させ記憶力や集中力を向上させる作用の効能があるといわれています。

ローズマリーの効能 ④血行促進作用

ローズマリーにはジオスミンという成分が含まれていて、血行促進があり、血管収縮作用の効果を延ばす働きがあるといわれています。

ローズマリーの効能 ⑤消化機能促進作用

ローズマリーの代謝促進効果は消化機能にも働きます。また、ローズマリーの香りによって肉や魚の臭みがなくなり食欲がアップする効果もあるといわれています。

ローズマリーの効能 ⑥抗酸化作用

ローズマリーに含まれるポリフェノールのロズマリン酸は活性酸素の抑制し抗酸化作用の効能があるといわれ、美肌効果や体内での効果も期待されています。

ローズマリーの効能 ⑦眠気覚まし

ローズマリーのカルノシン酸は脳へ作用し、ストレスを緩和し眠気を覚ましてくれる効果があるといわれています。勉強中に眠くなるような場合は耳にローズマリーの枝を挟むと眠気がなくなり、記憶力がアップするといわれています。

ローズマリーの効能 ⑧抗菌作用

ローズマリーには抗菌作用があるといわれ、肉や魚を抗菌して鮮度を保つために使われたり、うがい薬として風の予防に使用したりするといわれています。

ローズマリーの効能 ⑨防虫作用

ローズマリーの強い香りには防虫作用があるといわれていて、ローズマリーの枝をタンスの引き出しに入れておくと防虫効果が期待できるそうです。

ローズマリーの効能 ⑩抗うつ作用

ローズマリーのポリフェノール成分のカルノシン酸には脳に働きかけ神経を休める作用と脳内ストレスを低下させる作用があるといわれ、抗うつ効果が期待できるといわれています。

ローズマリーの効能 ⑪収斂作用

ローズマリーのポリフェノール成分のロズマリン酸にあるタンニンには、肌をひきしめる作用があることもわかり、ハリ低下やたるみケアへの効能が期待されています。

ローズマリーの注意点

ローズマリーは血行促進作用の効能があると言われているので、妊娠中・授乳中・発熱時は避けるようにしましょう。また、高血圧やてんかん症の人も血流が良くなりすぎて、血圧が上昇する可能性が考えられるので、注意が必要だと言われています。そして、幼児には刺激が強すぎることもあるそうです。

妊娠中は特に3か月までは、ほとんどのハーブは厳禁とされていますが、特にローズマリーは子宮を収縮させる作用があると言われているので妊娠中は使用を控えるように注意しましょう。

ローズマリーの効能を活かすレシピ

ローズマリーの効能を活かすハーブローズマリービネガーのレシピ

材料
ローズマリー(フレッシュ)の枝8本ほど
りんご酢 250ml
作り方
1.ローズマリーを水で洗い、水気をとる。
2.保存用のガラス瓶を洗い、熱湯で消毒する。
3.2の容器にローズマリーが全部浸かるようにりんご酢を入れる。
4.冷蔵庫などの涼しいところに1か月保存して完成。

使い方は、ドレッシングのお酢のかわりに使用したり、マリネ液に使ったりすると香りと効能を楽しめます。
バスタイムにも、シャンプー後に洗面器にお湯をはり50㏄ほどのローズマリービネガーを混ぜリンスとして使用できます。リンスをつけたら数分おいて洗い流してください。つやつやの髪になります。

ローズマリーオイル

材料
ローズマリー(フレッシュ)枝ごと6本ほど
オリーブオイル 500ml
作り方
ローズマリーを良く洗い、水気をきり、ローズマリーが全部浸かるようにして2~3週間寝かせてから、使用する。ローズマリーの色が変わり始めたら、ピンセットなどでローズマリーは抜く。

使い方としては、パスタやドレッシングに利用できる他、バターの換わりにバケットにつけても美味しいです。また、海老やマッシュルームと一緒にアヒージョにしても美味しくいただけます。

また、瓶に保存できない場合は、氷冷庫でオイルを凍らせることもできます。少量ずつ使えるので便利ですね。

デトックス効果が期待できるハーブウォーター

材料
ローズマリーの枝を6本ほど
水 500ml
フルーツ(苺やレモンやオレンジ)あるいは胡瓜 適量
作り方
ピッチャーにローズマリーと好みのフルーツか胡瓜を入れ、最低4時間ほど冷蔵庫で寝かせる。

夏の朝などに飲むと爽やかで美味しいですし、ローズマリーの目を覚ます効能が効いてスッキリと起きられるといわれています。

ローズマリーを使った料理

チキンとポテトのローズマリー炒め

材料
鶏胸肉 1枚分
ジャガイモ(メークイン) 2個
ローズマリー(生) 2本
粗びき黒コショウ 適量
ガーリックパウダー 適量
オリーブオイル 適量
塩 適量
ローズマリー みじん切り用少々

1.ジャガイモは皮ごと洗い、濡れたままラップに包んで電子レンジで3分加熱して、少し冷めたら4~6個のくし切りにする。
2.フライパンにオリーブオイルと鶏肉とローズマリーを入れ炒める。鶏肉とローズマリーに色がついたら、ローズマリーは取り出し皿にのせる。
3.1のジャガイモを加え、こしょうとガーリックパウダーと塩で味付けをして、ローズマリーのみじん切りをかけ、器にローズマリーと共に盛り完成。

ローズマリーはジャガイモやニンニクととても相性がよく、美味しく仕上がります。鶏肉がなくても、フライドポテトのように出来上がり、ビールのおつまみには最高ですよ。

サーモンとズッキーニのローズマリー焼き

材料
サーモン 2切れ
じゃがいも 2個~
ズッキーニ 1本
オリーブオイル  適量
にんにく  1かけ
ローズマリー  適量
塩、ブッラクペッパー少々材料

作り方
1.サーモンにオリーブオイル、塩一つまみ、ブラックペッパー、ニンニクとローズマリーのみじん切りをかけてしばらくおく。
2.オーブン皿にクッキングシートをしきその上に1のサーモンをのせ、隙間に一口大に切ったズッキーニをおき、180℃のオーブンで20分ほど、サーモンが焼けるまで熱を加える。
器に盛り、好みでレモンを搾り完成。

オーブンによって、温度と時間は調節してください。フライパンでも作れます。ローズマリー1枝から3枝位で多めにかけても美味しくできます。

ローズマリーのハーブティー

材料
ローズマリー 1枝
生姜(生姜のスライスを乾燥焼きしたもの) 適量
はちみつ  大さじ1
熱湯 150cc

作り方
ポットに材料を入れ、お湯を注ぎ、香りがたったらカップにそそぐ。

ハーブティーは簡単にローズマリーの効能を楽しめる利用方法です。

ローズマリーの効能のまとめ

ローズマリーには樟脳に似た強い香りがあり、循環と神経を活性化する作用があるといわれています。昔から薬草として重宝にされ、体力の消耗や低血圧、疲労などによく効くとされていました。また、宗教上の儀式や病室の空気の清浄、衣類の害虫駆除にも使われています。

ローズマリーは丈夫なハーブです。キッチンでも、ベランダでも、もちろんお庭でも簡単に育てられます。水やりを忘れても、乾燥には強いので少しの間なら大丈夫。ローズマリーの苗があると便利ですし目にも体にも心にも潤いと優しさを恵んでくれます。ローズマリーを育て、その効能をぜひ役立ててください。

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