実は色々な使い方満載！お酒だけじゃない、枡の使い方教えます。

枡の使い方は、 元々体積を計量するための計量器として使われていましたが、困った事に枡の容量は統一されておらず、地域によってばらばら。 織田信長が、当時京都で通用していた十合枡に奉行の印を押させて公定の枡と定めましたが、江戸幕府は、1669年に京枡を元にして新たな枡の統一規格を制定(新京枡)し、これが現在まで続く枡の規格の基礎となっています。

計量器としての使い方を主としていた枡がなぜ、お酒を入れる器になったのでしょうか？
所説ありますが、杉や檜で作られた枡の豊かな香りや美しい木目、様式美などが合わさり、徐々に酒器として使われるようになったのではと言われています。

基本ルールはないので、好きなお酒を枡になみなみ注いで飲むのが美味しいですが、
居酒屋さんなどでは、枡のふちに塩を置いているお店などもあります。
飲むのは角ではなく、平らなところから。まず4本の指の上に升を乗せ、親指だけをフチにかけて飲みます

枡の外側はできるだけ酒に濡れないように飲んで下さい。
升の内部を軽く水洗いして、できるだけ早く乾かすことが 香を長持ちさせる方法です。しかし、木の香りがするのは限度があるので、あ る程度使ったら乾燥させて、記念品として保存するのが良いやり方です。

戦国武将が飲む杯をイメージして作られた枡です。
四角くない枡って珍しいですよね。これで戦国武将になりきって美味しい日本酒をあおりたいものです。

中身が見える枡って良いと思いませんか？なみなみ注いだお酒がキラキラ輝いて、なおさら美味しそうです。透明の枡タワーって、また檜や杉とは違いますね。
同じ使い方でも見た目が全く違います。

信楽焼きの枡、それだけでなんだかめでたくないですか？
お酒に浸かる狸がすごく幸せそうです。

丸い枡は「角が立たない」「夫婦円満」などの縁起物として販売されています。
丸みを帯びたフォルムは、四角い枡とはまた違った魅力を感じます。

カラフルな枡はそれだけで華やかに。
色とりどりの枡が並ぶのも綺

お酒を入れる酒枡を紹介してきましたが、それでは枡の使い方はほかにどんなものがあるのでしょうか？本来の計量器としての使い方は、現在ではあまり見ませんが、どうなのでしょう？ネット上での枡の使い方、検索してみましたので、紹介します！

酒枡に次いでの使い方といえば、豆まきの入れ物としての使い方ではないでしょうか？
良く節分の日のテレビで、芸能人のひとが枡を抱えて、豆まきをしている映像を見にします。

「金魚酒」という物です。
金魚が泳げるほどの薄いお酒の通称だそうです。
何て粋な使い方なんでしょう。目にも涼しい、金魚鉢ならず、金魚枡ですね。
杉や檜づくりの入れ物が目に涼やかです。

これまたアイディアが素晴らしい使い方！何個でも重ねられて一つ一つの枠がアートに見えます。

なんと驚き！枡がスピーカーへと変貌を遂げました。
手を加えると、100均の枡がオーディオ機器に変身するのです。
枡の使い方一つでこんな味のある物に。

食器として枡を使う、使い方はいかがですか？
檜の味わいがとっても和食に合いそう。

枡にそのままビールを入れるのではなくて、枡をビールジョッキしにして使う、使い方。
これって斬新！
ほんのり香る気の匂いにビールも進むってなもんです。

なるほどの着眼点！祝いの席で使われることの多い枡。
結婚式などのお祝い事には最適！そんな座席表があるなんて。
枡の以外な使い方。

まさかの大作です。
枡の使ってこんなテーブルを作ってしますとは、オシャレでモダンな家具になっています。
沢山の枡を使う使い方。

如何でしたか？神聖な儀式などのに使われる枡。
色々な枡があると同時に、長い歴史を経て計測器から酒枡へ、またそこから色々な物へと形を変える枡。
使い方で色々な物に活用できる枡の魅力は尽きません。
今夜は酒枡で晩酌なんていかがですか？