「こごみ」を採って天ぷらにしよう！サクッと揚げられる方法もご紹介

クサソテツの新芽「こごみ」。5月から6月が旬の山菜です。

新芽が前に「こごんだ（かがんだ）」姿勢に似ていることから「こごみ」と名づけられたようです。
天ぷらやおひたしにして食べることが多いです。
比較的アクが少なくて食べやすいと言われていますね。

土手など湿気のある斜面に生えていることが多いようです。

こごみの天ぷらのコツ①
薄めの衣を葉の表裏全体につけ、ボウルの端などで余分を落とす

＊葉物の天ぷらは特に衣の薄さが美味しさを大きく左右します！

こごみの天ぷらのコツ②
衣を付けて油に入れる時には手を使う　

＊　お箸では強く挟んだ部分の衣が取れてしまいがち。
　　衣が取れた部分から油が入り込み、油っぽくなってしまいます　

こごみの天ぷらのコツ③
油に入れる時はすぐに手を離さない　

＊葉先が団子状に揚がるのを防ぐ為に、根元側をそっと持ち葉先を油の中で揺する
　こうすることで、さくさくの食感に揚がります

こごみの天ぷらのコツ④
葉先を揺すったら、油の上で手をスライドさせて油の中を泳がせるように離す

＊油の中で泳がせる事で、余分な衣が離れる

こごみの天ぷらのコツ⑤
衣が固まるまで触らない　

＊お箸で軽く叩いてみて、コツコツと硬い感触が伝わったら裏返す　

こごみにまんべんなく衣をつけることがカラッと揚げるコツです。こごみに油が直接ふれないようにすることがポイントですよ☆

こごみを上手に揚げるコツが分かったところで、さっそく天ぷらを作っていきましょう！

こごみ２０本前後
薄力粉大さじ１
・・揚げ衣 Ａ・・
薄力粉１/２カップ
片栗粉大さじ２
卵（小）１個
冷水１５０cc
・・・・・・
揚げ油適量
香味塩、岩塩など適量

こごみは、さっと流水で洗い、根元を３～４㎝切り落とす

ザルに①を広げ、さっと熱湯を廻しかけ、水気を切る。残った水分は、キッチンペーパーで拭き取る

ボウルにＡを入れ、ダマが残るくらいに、ざっくり混ぜ合わせます。
※衣は薄め

天ぷら油を、１７０℃に温めておく

②に、薄く薄力粉をまぶし、余分な粉をはたき③にくぐらせ、④でカラッと揚げます。
※揚げ過ぎないように

器に盛りつけて、岩塩や香味塩、香味塩などを添えてこごみの天ぷらの出来上がり！

※香味塩・・塩大さじ１/２、粉山椒大さじ１を、混ぜ合わせたもの

こごみは葉のくるんとした部分に汚れがたまりやすいので、しっかり洗って汚れ落とします。天ぷらの衣は薄めに、火を通し過ぎないようサクッと揚げましょう！

天ぷら以外にもコゴミを美味しく食べる方法はたくさんあります。
その中から味噌マヨネーズの和え物をご紹介します！

こごみひと束
味噌小さじ１～
マヨネーズ小さじ１～
塩（茹で用）少々

こごみはよく洗う

沸騰した鍋に塩とこごみを入れ、2分半～3分茹でる

その間に味噌とマヨネーズを合わせておく

直ぐに冷水で冷やし、食べやすい大きさにカットする

キッチンペーパーなどで水気を取り、３と和えて完成！

こごみを茹でて味噌マヨネーズで和えたレシピ。味噌のコクと酸味の効いたマヨネーズソースでパクパク食べられますね♪

パスタ200g
にんにく １片
こごみ100g
塩適量
マヨネーズ大さじ1と1/2
醤油大さじ1/2
タカノツメ少々
オリーブオイル 大さじ２
砂糖極少量

沸騰したお湯に塩と極少量の砂糖を入れ、こごみをさっと下茹でする

フライパンにオリーブオイル、みじん切りにしたニンニク、鷹の爪を入れて弱火にかける

パスタを茹でる　塩はいつもより気持ち少なめで

茹でたこごみをざく切りにする

パスタの茹で汁を大さじ１ほどフライパンに入れ、フライパンを振り、オリーブオイルをよく乳化させる

パスタとザク切りにしたこごみを投入

マヨネーズと醤油を入れて、フライパンで返しながら絡めて、こごみパスタの出来上がり！

マヨネーズと醤油のマイルドな味付けのパスタ。こごみとパスタをフライパンで混ぜるとき、こごみがほくれすぎないようにするのがポイント。こごみは茹でる前にゴミなどをよく取ってくださいね！

いかがでしたでしょうか。
春の山菜「こごみ」の美味しい天ぷらの作り方をご紹介しました。
クセがなくて食べやすい「こごみ」、土手などで見つけたら採って天ぷらにしよう！