記事ID23519のサムネイル画像

わらびのあく抜きの仕方、知ってる?簡単なあく抜きの仕方をご紹介!

春から初夏にかけて採れるわらび。触感と香りを楽しめ、季節を感じられる食材ですよね。そんなわらびのあく抜きの方法はちゃんと知っていますか?あくの抜き方にも色々な方法がありますが、ここでは比較的簡単にできるあく抜きの仕方をご紹介します!春の味覚を楽しみましょう!

わらびってどんな食べ物?

春の味覚である「わらび」。そもそもわらびとはどんな食べ物なのでしょうか?

わらびは「蕨」と書き、シダ植物の一種です。草原や谷地、原野などの日当たりの良いところに群生しています。わらびは山菜の一つに数えられており、春から初夏にかけてまだ葉の開いていない若芽(葉)を採取し食用として販売されます。さらに、わらびの根茎からはデンプンが採れるので「わらび粉」として様々な料理に利用されています。

成長したわらび

成長したわらびはこのような姿になるんです!

わらびは成長すると0.5 から1m くらいにまでなり、全体的に黄緑色で小葉にはつやがなく、やや硬めです。茎は地化を這い、横に広がっていき春には一斉に芽を出します。森林内にわらびが出来ることは少なく、火事や植林などで出来た日当たりの良い場所に群生します。

わらびの特徴

わらびは山菜の中でも特にあくが強く、食べるにはあく抜きが必要になります。あく抜きをしないと中毒を起こす可能性があり、牛や馬、羊などの家畜が食べた時に中毒症状を起こしたことで、人間も食べる際にはあく抜きをするようになりました。また、あく抜きをしないわらびには発癌性のあるブタキロサイドという成分が含まれていますが、あく抜きをちゃんとすればブタキロサイドはほとんど分解されます。

わらびのあく抜きの仕方 ①重曹を使おう!

わらびのあく抜きの方法はいくつかあり、その一つは「重曹」を使うあく抜きです。
まず、わらびが全て入る大きめの鍋を用意しましょう。わらびにあくが残らない様に均等にあく抜きするためです。
次にわらびの量の3倍くらいの水を鍋に入れ、沸騰させます。
沸騰したら重曹を入れて火を止めます。そしてこのまま約10分ほど置き少し冷まします。

10分ほど経ったら、鍋にわらびを入れ浸します。そして、このまま約4時間~半日程置きます。4時間経ったら、1時間ごとにわらびのあく抜き加減と柔らかさを確認しましょう。あく抜きが出来たようなら、水洗いしまた4時間程度水にさらしておきましょう。
これであく抜き完了です。保存の際はタッパーに水を入れておいてくださいね。

わらびのあく抜き ②塩と小麦粉で簡単に!

水は1L、小麦粉大匙4、塩小匙2が必要です。重曹よりも早くあく抜きが出来ますよ!
まずは水1Lに小麦粉と塩を分量の通りに入れ、よくかき混ぜてから火にかけ沸騰させます。
沸騰したらわらびを入れ、弱火で3~4分ほど煮ていきます。できたら、わらびを取り出し、冷水に10分ほど浸しておけばあく抜き完成です!保存するときは同じで、タッパに水を入れておきましょう。

注意点!!

塩と小麦粉を入れる時には、火にかける前に入れ、よくかき混ぜておきましょう。沸騰してから入れてしまうと、熱で小麦粉が溶けずダマになってしまうのです。こうなるとあく抜きは出来ませんので気を付けてくださいね。

わらびのあく抜き ③灰を使う

少し時間はかかりますが、灰でのあく抜きは古くからある方法です。それでは灰でのあく抜きをご紹介しますね♪

わらびは1束、200g~500g程の量をあく抜きします。灰は30g、水を1L用意しましょう。
あく抜きの前にまずは、わらびの下処理をします。穂先部分はあくが強く、食感もよくないため取り除いておきましょう。根本は灰をつけるためにあらかじめ1cmくらい切っておきます。
これが済んだらあく抜きに入ります。

根元の切り口に灰を付けます。鍋に1Lのお湯を沸かし沸騰したらわらびを入れ、すぐに灰も振り入れましょう。20秒くらい軽く茹でたら、1本取って柔らかさを確認します。少し硬めの方があく抜きの後にも食感が残り良いですよ。
次はわらびが浮かんでこない様に、軽い重しを置き一晩置きます。翌朝、流水でわらびをよく洗い、濁った水は捨て綺麗な水に再び付け食べる時まで浸しておきます。水はこまめに変えると日持ちしますよ。

まとめ

いかがでしたでしょうか?
わらびのあく抜き方法にも古くから使われている物や、小麦粉を使ったスピーディなやり方まで様々です。あく抜きが済んだわらびはお味噌汁やおひたし、天ぷらなどに最適ですし、わらびから採れるわらび粉はお菓子に使われることが多いんですよ♪
是非、興味を持ったあく抜きの方法で美味しくわらびを食べてくださいね!

関連する記事

この記事に関する記事

この記事に関するキーワード

キーワードから記事を探す

TOPへ