記事ID21325のサムネイル画像

豚肉の消費期限は何故守るべきなのか?そしてその対策は??

豚肉は生鮮食品なので消費期限が短い、尚且つ保存方法も気を付けなければいけません。豚肉がどのようにして腐るのか?消費期限を守らないとどうなってしまうのか?またその対策方法はあるのか?しっかりとした消費期限に関する知識を身に着けて安全な食生活を送りましょう。

賞味期限と消費期限は違う!!

賞味期限と消費期限

似たような言葉なので混同してしまっている方もいらっしゃるでしょう。

具体的に言うと

賞味期限=味を保証する期限

消費期限=安全を保障する期限

賞味期限はちょっと過ぎても味が落ちるだけで食べることはできますが

消費期限が過ぎたら腐ったりして大変危険なので必ず守るようにしましょう。

豚肉の消費期限(賞味期限)っていつまで?

豚肉の消費期限及び賞味期限は基本的にラベルに記載されいています。

ただし、豚肉の形状によって消費期限及び賞味期限の長さが異なります。

かたまり、厚切り>バラ、こま切れ、うす切り>ひき肉

このように、豚肉の空気に触れる面が多い形状ほど消費期限及び賞味期限は短いです。

賞味期限の目安は

かたまり、厚切りなどの賞味期限は、3~4日程度

バラ、こま切れ、うす切りなどの賞味期限は、2日程度

ひき肉の賞味期限は、当日~1日程度

消費期限は保存方法によって異なりますが、

冷凍庫(4℃の状態)で保存した場合は

かたまり、厚切りなどの消費期限は、6日程度

バラ、こま切れ、うす切りなどの消費期限は、5日程度

ひき肉の消費期限は、3日程度

消費期限の方が若干長いですが、基本的にはラベルに表示されている消費期限内に消費すれば問題無いでしょう。

豚肉が腐る原因は?

豚肉が腐る原因は一言でいうと「空気」です。

空気に触れることによって腐りだしていきます。

また、上記で説明した消費期限は冷蔵保存した場合の期限なので常温で放置してしまった場合はより早く腐食が進行してしまいます。

豚肉は買ったら直ぐに冷蔵保存するように心がけましょう。

豚肉の消費期限を守らないとどうなる?

消費期限を過ぎた豚肉は変色が始まります。

普通の豚肉が綺麗なピンク色をしているのに対して、腐った豚肉は薄暗い茶色をしています。ひどいものだとベタベタとぬめりがあったり糸を引いていることもあります。

また、変なにおいがすることもあります。

豚肉が腐ったにおいは、酸っぱいにおいがしたり、アンモニア臭がしたり、いかにも腐っていると分かるような臭いです。

こうなってしまった豚肉を食べるのは大変危険です。その場合は、変色部分だけ切り落として、使用すると良いでしょう。

消費期限を守っていても、、、

いくら消費期限であったとしても常温保存してはいけません。

豚肉のパックのラベルに記載されている消費期限はあくまでも冷蔵保存あるいは冷凍保存した場合での期限です。

豚肉を冷蔵保存あるいは冷凍保存した場合に数日間保存できるのに対して、

豚肉を常温放置した場合は、細菌が最も繁殖しやすい状態なので数時間しか鮮度を保つことができません。

豚肉のパックのラベルに記載されている消費期限は正しい方法で保存した場合の消費期限であることを忘れないで下さい。

豚肉が腐るのを防ぐ方法

豚肉に限らず、生鮮食品は時間が経てば必ず腐ってしまいます。

なので豚肉が腐るのを防ぐ一番の方法は「腐る前に消費してしまう事」です!

ラベルに記載されている消費期限内に消費してしまえばまず問題無いでしょう。

豚肉をなるべく長く保存するためには(冷蔵庫編)

豚肉を常温で放置しておくと2~3時間程度しか持ちませんので必ず冷蔵庫で保存するようにしましょう。

品質を保つためには買ってきたパックの状態から一度出してキッチンペーパーなどで軽く押さえるようにして水気を取り除きます。

次に、空気に触れないように、ラップでしっかりと包んで、さらにジップ付き袋に入れて冷蔵庫で保存します。できれば、チルド室での保存が最適です。

なお、ひき肉は空気に触れる部分が多く、傷みやすいため他の形状と同じように保存したとしても、早めに使い切る方が良いでしょう。

豚肉をなるべく長く保存するためには(冷凍庫編)

冷凍保存の方が冷蔵保存にくらべてより長く、より安全に保存できます。

パックから取り出して、キッチンペーパーなどで水気を取り1回分程度に小分けにしてラップにしっかりと包んで、フリーザーバッグに出来るだけ平らになるようにして空気をしっかりと抜いて冷凍庫で保存します。

出来れば、金属トレイの上に置いて冷凍した方が、鮮度が保たれます。

ブロックの場合は、2cm程度(1食分ずつ)の厚切りにしてしっかりとラップ、フリーザーバッグに入れてしっかりと空気を抜いて保存します。

ひき肉の場合は、100g程度にグラム分けして冷凍保存します。

冷蔵保存とほぼ同じやり方ですが、冷凍する際にムラが出ないように

小分けで、平らに

保存するように心がけて下さい。

解凍するときも注意。

豚肉を解凍する時にも注意が必要です。

手っ取り早い方法として、電子レンジで解凍したり、常温解凍することもできますが、
ドリップがたくさん出てしまったり、電子レンジの場合ですと、解凍ムラが出ることがありますので、あまりお勧めできません。

一番良い解凍方法は、使用する前日に冷蔵庫に移して自然解凍することです。こうすることで、肉の外側と中心部に温度差が少ないため、うまみ成分の流出を抑えることができます。

次にお勧めの解凍方法は、ボールなどに水を張り、肉が水にぬれないように
沈めて、解凍します。肉が厚い場合は、少しずつ水を流しながら解凍してください。

今回のまとめ

豚肉のパックに記載されている消費期限は必ず守る

空気に触れやすい形状の豚肉は消費期限が早い

消費期限内であっても常温放置はしない

正しい冷蔵保存・冷凍保存方法を心がける

豚肉は安価で栄養価も高くて様々な調理方法に使える大変便利な食材ですが、取扱い方法を間違えると大変危険な生鮮食品なので是非注意して下さい。

関連する記事

この記事に関する記事

この記事に関するキーワード

キーワードから記事を探す

TOPへ