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炭水化物は三大栄養素のひとつですが、本当に太るのかしら?

炭水化物抜きダイエットが流行している昨今ですが、健康なダイエット方法なのでしょうか。本当に炭水化物が太る原因なのでしょうか?炭水化物とは何か?そして、炭水化物の役目はどんなことなのかを探りながら、炭水化物=太るについて考えてみましょう。

炭水化物とは何?

炭水化物???思い浮かぶのは、ご飯にパン、麺類でしょうか。小学校や中学校の家庭科の授業で学習してきていると思いますが、改めて炭水化物について確認していきましょう。

“炭水化物”美味しそうなご飯ですね。

糖質には、砂糖(ショ糖)、ブドウ糖、果糖、乳糖、麦芽糖、キシリトール、でん粉などがあります。
穀類や芋には、炭水化物(糖質)として「でん粉」が多く含まれます。でん粉はブドウ糖がたくさん結合しています。
砂糖の主成分(ほぼ100%)はショ糖で、ショ糖はブドウ糖と果糖が結合しています。なので、砂糖は炭水化物(糖質)です。

出典:http://oshiete.goo.ne.jp

食物繊維も炭水化物なんですね。

具体的にはどのような食品が炭水化物なの?

ご飯
もち、パン、麺類、はるさめ、オートミール、クラッカー、コーンフレーク、小麦粉、片栗粉、おふ、イモ類、レンコン、とうもろこし、かぼちゃ、ゆりね、くり、銀杏、グリンピース、ソラマメ、あずき、

など。(食品交換表より)

出典:http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp

おふや豆類、イチョウなども炭水化物なのですね。意外にドライフルーツもです。

本当に炭水化物を食べると太るの?

昨今、炭水化物抜きダイエットなるものが流行していますが、炭水化物は本当に太る原因なのでしょうか?では、炭水化物を食べると太ると言われている理由を探っていきましょう。

炭水化物を摂取すると太るというメカニズム

食べ物から摂取した糖質は消化・分解されてブドウ糖になります。ブドウ糖は私たちが活動するためのエネルギーとなります。主に肝臓や筋肉で使われるのです。

体が必要としている以上に摂取すると、過剰な状態となりこの糖は使われない状態で、体内に残ることになります。この残った糖は脂肪細胞に取り込まれます。

脂肪細胞は糖をいくらでも溜め込むことができるのでどんどん脂肪細胞は膨らんで、結局は太るということになります。

太ることが心配?炭水化物の糖は脳でも使われるって知っていましたか?

脳が必要とする炭水化物は、およそ130gくらいと言われています。

脳のエネルギーとして使えるのは炭水化物(ブドウ糖)だけなのです。脳で使うエネルギーが不足することで眠気が襲ってきます。眠気までとならなくても、ボーッとしてしまうことが増えると言われています。

脳の勘違いが、太る原因の食べすぎと血糖値上昇と深く関係している?

“太る原因は食べすぎです。”と言ってしまえば簡単です。ときにはいくら食べても太ることとは結びつかない人もいますが、多くの人は食べすぎが原因で太るのだと思います。ついつい食べ過ぎてしまう人は、血糖値の上昇とも深く関係しているのです。脳が勘違いを起こしてしまい、満腹になったというサインが出にくくなってしまうのです。

子どもの時から太っているからという人、子どもが太る原因は?

大人は炭水化物の過剰摂取が太る原因となっていることがあるので、炭水化物を抜くダイエットが太ることを解消してくれるのでしょうが、子どもたちも同じ食事法でいいのでしょうか?

子どもの太る原因は、一番は甘いものや炭水化物の過剰摂取によることが原因と思っています。そして、運動不足。炭水化物を取りすぎると、バランスの良い食事ができなくなります。子どもたちの体や脳の育成をはぐくむ栄養素が不足することになり、摂取した炭水化物がうまく使われない状態が太るこことつながっていきます。

太ると動きたくなくなり、血糖値との関係で、また食べたくなる。そして更に動かなくなる。この悪循環が太る原因と考えられます。子どもは体も脳も発達途上。バランスの良い食事と適度な運動が太る原因を取り除くとともに、心身ともに健康な状態を作り出してくれます。

炭水化物と太ることの関係についてのまとめ

ダイエットをするための一つの方法として、炭水化物を抜くことで太ることを防ぐダイエット方法があります。また、食事で炭水化物は最後に食べるという食べる順番を工夫することで太ることを防ぐダイエット法があります。

炭水化物を摂取する方法を変えて太ることを防ぐ方法は、まだいいのですが、炭水化物を抜くことで太ることを防ぐというダイエット方法は、長い目で見た時、この方法が本当に身体に害がないのかということは実証されていません。この方法でダイエットには成功している例はあるようですが、人体への影響については、まだ未知の世界です。

私たち人類が生きてきた最古の時代からみて、人体に必要な栄養素として三大栄養素とか五大栄養素と言われている栄養素の一つが、炭水化物なのですから。ただ単に炭水化物は太るということで、食事制限してしまうことはどうでしょう。

バランスの良い食事が「太る」を解消します

「バランスのよい食事」とは、エネルギーが適切で必要な栄養素が適量含まれている食事のことです。ポイントは、主食・主菜・副菜を揃えること。
食事をする時には献立にこの3つがそろっているか確認してみましょう。

バランスのとれた食事例

バランスのとれた食事は、栄養素のバランスもよくなり、満腹感を得ることができるので、食べすぎを防いでくれます。

つまり、様々な食品をバランスよく食べることが太ることを防ぎ、脳も体も健康に生活できるということではないかと思います。自分の体が必要としている以上のカロリーを取りすぎることが太る原因なのです。炭水化物が太る原因ではないということです。バランス良い食事を心がけてみませんか?

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