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ゆで卵は冷凍できる!?正しい保存方法と解凍方法徹底追跡!

タマゴや乳製品って腐ってしまうと凄く異臭がして後で処理が大変ですよね。ゆで卵って冷凍できるって知ってました?正しい冷凍保存方法と解凍方法を知っていれば時間があるときにゆで卵を大量に作り置きができるんです!やり方を紹介します

ゆで卵の保存方法と賞味期限は?

安売りしている時にたくさん買ってしまったけれど、賞味期限が過ぎそう・・・という経験はありませんか?
ゆで卵が冷凍保存できたら、こういう時に便利だなと感じますよね。
節約や時短の調理方法として注目されている冷凍保存ですが、ゆで卵も冷凍して保存できるのか?また、常温?冷蔵?冷凍?
どれが一番保存に適しているのでしょうか?
また、どうすれば、保存期間が長くなるのか?紹介いたします。

ゆで卵の常温保存は?

ゆで卵は、殻を剥いた状態よりも、
殻つきの状態のの方が保存が効きます。
常温保存は、殻を取ったものや殻にひびの入ったものは、
不可能でしょう。
殻つきのものは冬場ですと、常温保存は可能ですが、
その他の季節は、菌が繁殖しやすいため、難しいかと思います。
ちなみに、夏場常温で保存した場合、12時間ももたないかと思います。

食中毒を引き起こす細菌は、37~40℃で最も増殖しやすく、
20℃以上でも活発化します。
10℃以下で増殖しにくくなり、0℃では、増殖できなくなるそうです。

このことを踏まえると、常温保存できるのは、冬場のみとなります。
ただし、殻つきの状態で、かつ日の当たらない冷暗所に限ります。

一つ言えるのは、常温保存してリスクを背負うよりも
冷蔵庫で保存した方が良いということです。

保存期間(賞味期限)の目安は?

ゆで卵の常温での賞味期限は、3日以内
(上記の条件下に限り)

ゆで卵の冷蔵保存は?

ゆで卵は、そのまま冷蔵庫に入れて保存します。
やはり殻をむいているものより、殻つきの方が
長く保存できます。

保存期間(賞味期限)の目安は?

殻つきの茹で卵の賞味期限は、3日以内
ひびの入ったゆで卵の賞味期限は、2日以内
殻を取ったゆで卵の賞味期限は、12~24時間以内

ゆで卵の冷凍保存は?

ゆで卵は、冷凍すると、白身部分が
スカスカのゴムのような触感になってしまい美味しくなくなります。
ですので、そのまま保存するのではなく、
殻をむいてフィリング状にする必要があります。

作り方は、殻を剥いたゆで卵をボールに入れて
フォークなどを使って潰します。
ある程度潰したら、マヨネーズを加え混ぜます。
これをタッパーに入れて、冷凍保存します。
量がある場合は、ラップに小分けに包み、
フリーザーバッグに入れて保存すると使いやすくなります。

使う時は、自然解凍か電子レンジの解凍機能で
解凍しても構いません。

保存期間’(賞味期限)の目安は?

冷凍ゆで卵の賞味期限は、1か月程度

フィリング状とは?

「フィリング」とはパンやケーキの具材や詰め物のことで、卵のフィリングとはサンドイッチにはさまれているドロっとしたあれです。

お子さんは特に大好きな「たまごサンド」がフィリングを冷凍しておくといつでも簡単に作れます♪

ゆで卵を失敗せずに冷凍する方法とは?ゆで卵と卵フィリングの作り方

◎ゆで卵◎
1. ゆで卵を作る下準備として、卵は常温に戻しておきましょう。そうすることで急な温度の変化に耐えられず、卵にひびが入り、白身が流れ出してくるトラブルを防ぐことができます。

2. ここまで準備ができたら、まずは鍋に水を入れ沸騰させます。鍋の水が沸騰したら、塩を入れ、ゆで卵をそっと鍋に入れていきます。この時、鍋のお湯は沸騰しているので、手で卵を入れるのは熱くて怖いと感じたら、お玉に卵をのせて鍋に入れるといいでしょう。

3. 鍋に卵を入れたら中火で12分、茹でていきます。12分の茹で時間は半熟ではなく、しっかり火の通った固ゆでのゆで卵を作る場合の時間です。冷凍保存するためのゆで卵を作るの場合、卵フィリングにすることや細菌の繁殖のことなどを考えて、しっかり火を通した固めのゆで卵にしたほうがいいと思います。

4. 12分経ったら、茹でた卵を冷たい水にさらして一気に冷やします。こうすることで卵の殻が剥きやすくなります。

◎卵フィリング◎
1. 殻をむいたゆで卵をボールに入れ、フォークや泡立て器などで潰していきます。フォークや泡立て器で上手く潰せなければ、おろし金ですりおろすようにして作っても大丈夫です。

2. ポロポロの状態になるまで潰せたら、そこにマヨネーズや牛乳を加えて混ぜます。味見をして、塩や粒マスタード、からしなどを入れて自分の好きな味になるように調整してください。

※サンドイッチに入れる卵フィリングを想像すると、少し物足りないと感じる人もいるかもしれませんが、ここでしっかり味付けをしてしまうと、サンドイッチ以外の料理に活用しようと思ったときに、アレンジしにくくなるかもしれません。

 また、マヨネーズは冷凍すると、解凍した際に分離する性質があります。マヨネーズをたっぷり使った卵フィリングにしてしまうと、分離が起きてしまうという話もあるため、冷凍前は味付けを控えめにしたほうが無難かもしれません。

味付け卵にすると、保存期間が長くなる?

ゆで卵は、そのまま冷蔵保存すると、
目安として3日くらいしか保存できませんが、
味付け卵にすることで多少長く保存できるようになります。

作り方は、固ゆで卵を作ります。
(半熟も可能⇒沸騰したお湯に7分程度)
次に、冷水で冷やしたのち殻を剥いて、ジップ付き袋に
入れます。
酢1:めんつゆ(2倍濃縮タイプ)2の割合でダシを作り
ひたひたに浸かるくらいまで、袋に投入します。
空気を抜いて封をしたら、冷蔵保存します。
1日程度漬けこむと味がしっかりします。

味付けは、上記の他に、
ポン酢と砂糖、ダシを加えたものや
ただ醤油に浸けるなど様々な方法がありますので、
チャレンジしてみてください。
酢を入れないものは、味付けを濃くすることで
保存が長くなります。

保存期間(賞味期限)の目安は?

味付け卵の賞味期限は、7~10日程度

なぜゆで卵は日持ちしないの?

ゆで卵が日持ちしないのは、
生卵に含まれているリゾチームという酵素が
壊れるためと言われています。
リゾチームは、菌を分解する作用があるため、
菌の増殖を防ぐことができます。
しかし、加熱することでリゾチームが壊れてしまうため、
無防備な状態になります。
ですので、ゆで卵よりも生卵の方が日持ちするのです。

どうなったら食べない方がいいの?腐ったらどうなる?

●異臭がする
●ぬめりがある、糸を引く
●カビが生えている

ゆで卵は、腐ると異常に臭かったり、明らかに
危ない!とわかります。
黄身の表面が黒っぽく灰色っぽく変色したり、
緑っぽく変色することがありますが、
これは、卵の硫黄成分と鉄分が反応して変色しています。
ゆで過ぎた場合などに変色しやすくなります。
ゆでて時間がたっていないものであれば、食べても問題ありません。

卵は栄養の宝庫!冷凍しても栄養価は下がらない?

卵にはタンパク質をはじめ、ビタミンや必須アミノ酸、亜鉛、鉄分などさまざまな栄養素が豊富に含まれています。これらの栄養素は冷凍しても大幅に栄養価が落ちることはないようですが、急速冷凍をすることで栄養価をなるべく落とさないように調理することが大切です。

冷凍保存していても、少しずつ鮮度は落ちていきます。そのため、あまり長期にわたり冷凍したものでは栄養価は落ちてしまうのかもしれません。栄養価を気にするのであれば、冷凍後でも早めに消費するようにしたほうがいいでしょう。

卵は糖質の吸収が緩やかで、かつ腹持ちがいい低GI食品と言われています。栄養素が豊富でもあるので、ゆで卵をうまく冷凍保存することで、ダイエットしたい時にはもちろん、日々の食生活でも取り入れていけたらいいですね。

まとめ

●ゆで卵は常温より冷蔵の方が安定して保存できる
●殻つきより殻をむいたものの方が傷みが早い
●冷凍できるが、フィリング状にしなければいけない
●冷凍する時は必ず固ゆでのゆで卵を作る
●味付け卵にすると、保存期間が長くなる
●味付け卵は酢を入れるか味を濃くすることで保存期間が長くなる
●ゆで卵より生卵の方が長期保存できる

ゆで卵ををアレンジして冷凍保存!

冷凍保存できるタルタルソース

●材料●
ゆで卵・・・1個
マヨネーズ・・・大さじ1
粒マスタード・・・小さじ1
牛乳・・・小さじ1
塩・・・少々
西洋からし(お好みで)・・・少々

●作り方●
1. ゆで卵を剥いてからボウルに入れて潰す
2. マヨネーズ・粒マスタード・牛乳・西洋からし・塩を入れて混ぜあわせる
3. サランラップ等に小分けにして冷凍庫へ入れる

自然解凍して使いましょう。

※ピクルスはきゅうりでも代用できます。そのときは酢を少々足します。
※調理後は温度が冷めて常温になったら、なるべく早く冷凍したほうがいいですよ。
※フリーザーバッグ(ジップロック)に入れると匂い移りしないで保存がしやすいです。

冷凍保存できるピロシキレシピ

普通ピロシキというと、ミートソースのようなフィリング。私の地元、阪神間エリアではピロシキといえばゆで卵フィリング♪

出典:http://cookpad.com

●材料●
強力粉 250g
砂糖 12g
塩 4g
インスタントドライイースト 3g
水 75ml
牛乳 100ml
ショートニング 15g
ゆでたまご 3個
ベーコン 3枚
マッシュポテト 100g
マヨネーズ 大さじ2
塩 小さじ1/2
ブラックペッパー 小さじ1/5
炒め玉ねぎ 大さじ2

●作り方●
1.ショートニング以外の材料をミキシング。ミキサーで5分。ショートニングを加えて5分ミキシング。
2..28℃で一次発酵50分。約2倍の大きさになるまで。一次発酵の間にフィリングを作る。
3.ゆで卵は粗くつぶしておく。ベーコンは粗みじんに切っておく。
4.フィリングの材料を混ぜておく。※塩気は強めです。
5.生地の発酵が終わったら、15分割(約30g)してベンチタイム10分。
6.フィリングを包み、30℃で二次発酵30〜40分。約2倍の大きさになるまで
7.低温(160℃)の油で片面2分づつ揚げる。

冷凍保存できるスコッチエッグ

●材料●
○具○
茹で卵(みじん切り) 2個
ハム(みじん切り) 2枚
マスタード 小さじ1杯
ウスターソース 小さじ1杯
マヨネーズ 大さじ1杯
○肉○
豚・挽肉 300g
玉ねぎ(みじん切り) 1/2個
卵 1個
パン粉 1/2カップ
塩 小さじ1杯
こしょう 適宜
○その他○
パン粉、揚げ油

●作り方●
1.具の材料を混ぜ、10等分にします。
2.肉の材料もよーく捏ね混ぜます。10等分にします。
3.2で1を包んで丸く形作ります。
4.表面にパン粉をまぶし、両手でキャッチボールをしてしっかりと空気を抜きます。
5.揚げます。

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