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    梅干しにカビ!?でも捨てないで!カビが生えた時の対処法とは?

    最近では健康ブームのためか、梅干しを家庭で漬け込む人も多いようです。梅干しは、天候にさえ注意しておけば、カビが生えることもないのですが、運悪く生えてしまうこともありますよね。でも大丈夫!梅干しにカビが生えたとしても、取り除けば食べることができるのです!

    梅干しにカビが生えた!?

    近年は健康ブームも後押ししてか、塩分を控えめにした梅干しをご家庭で漬け込む人も多いようですが、失敗した!!との声も少なくないようですね。健康のために塩分の量を減らす場合には、梅干しの消毒を丁寧にすることと、天候に気を付けることがとても大切なのですが、もちろんしっかり気を付けていたとしても、カビが生えてしまうこともあるのです。こうなれば本当に運が悪いとしか言いようがないですよね。

    梅干しにカビが生えてしまっているのを見つけたら、「もう食べられないから、捨てるしかないかな」と思いがちですよね。でも、梅干しのカビをしっかりと取り除けば、食べることができるのです。せっかく漬け込んだ梅干しですから、カビぐらいで捨ててしまうのはもったいないですよね。ここでは梅干しに生えたカビの対処法をご紹介します。

    梅干しに少しだけカビが生えている場合の対処法!

    それでは早速、梅干しに生えたカビの対処法をご紹介します。まず、カビの程度を把握することが大切です。梅酢の表面に薄く膜が張ったように生えたカビの場合には、まだそこまで重症にはなっていないので、丁寧に丁寧にそっと取り除きましょう。この際、消毒したお玉か、もしくはティッシュペーパーなどを使ってください。

    次に中に漬け込んだ梅干しを取り出して、35度以上の焼酎でしっかりと洗います。また梅酢については、2枚重ねにしたガーゼもしくはコーヒーフィルターなどで濾してから、しっかりと消毒した容器に入れて下さい。その後、焼酎で洗った梅干しを中に戻します。これでもう大丈夫です!

    梅干しに生えたカビがひどい場合の対処法!

    次に、梅干しのカビがひどい場合の対処法をご紹介します。こちらの場合でも、弱いカビの時と手順は同じです。ただし梅干しのカビがひどい場合には、梅酢の処理を丁寧に行うことが大切です。濾した梅酢はホーローの鍋で一度沸騰させてから冷まします。沸騰中にアクが出てきたら、しっかりと取り除いて下さい。

    その後、十分冷ました梅酢を、きれいに消毒した容器に入れて梅干しも中に戻します。これで完成です。ただし、残念ながら加熱してカビをきれいに取り除いたとしても、カビが作り出した毒素はなくならないとの意見もあります。このカビが作り出す毒素は、おなかを壊す等の症状ではなく、この毒素を食べ続けると発がん性があるかもしれない毒素である場合もあるので、おなかを壊さなかった=大丈夫!とは言い切ることは難しいのです。そのため梅干しのカビの度合いがひどくて、もし不安があるようなら、食べずに捨てて下さいね。

    なぜ梅干しにカビが生えるのか?

    ではなぜ梅干しにカビが生えるのでしょう?梅干しを作っている途中でカビが生えた場合、いろいろな原因が考えられます。

    水分に気を付ける!

    梅干しを作る時は初めに梅の実をしっかりと水洗いするのですが、この後に梅の実をしっかりと乾かしておかないと、カビの原因となりやすいのです。梅の実をしっかりと乾かしたら「へそ」を取りますが、この時も梅の実を傷つけないように気を付けましょう。「へそ」をとったら、梅の実はかなり無防備ですので、これ以降はもう水洗いは厳禁!水に濡れないように気を付けて下さいね。

    しっかりと除菌!

    梅の実は35度以上のホワイトリカー(焼酎)を使ってしっかりと除菌します。また、梅干しを漬け込む予定の瓶も、熱湯でしっかり消毒しておきましょう。また、梅干しをつける時には「へそ」の部分に塩をつけてから瓶に入れると、カビの予防にも繋がります。また、これらの作業をする際には両手に手袋をつけ、さらにアルコール洗浄してしっかり除菌します。これらの作業を怠ると、せっかく漬け込む梅干しがカビに侵される原因となりやすいのです。

    手抜き作業は行わない!

    梅干しを漬け込む瓶の底には塩を入れます。塩・梅・塩・梅・・・の順で瓶に入れていきます。重石を載せると梅酢が上がってきます。(もちろん、この重石もしっかりと除菌しましょう)梅酢が上がってきたら瓶をゆすり、均一に馴染ませることが大切です。(この作業は出来れば毎日行って下さい)もちろん梅酢には殺菌作用がありますが、梅干しを漬け込む段階で手を抜くと、カビの原因になりやすいため、手抜き作業はなるべくしないように心がけて下さいね。

    梅の実をしっかりと梅酢に漬け込む!

    梅酢に梅の実をしっかりと浸すことも、大切なポイントなので、毎日しっかりと瓶をゆすりながら梅の実を梅酢に浸しましょう。よく浸っていない梅干しはカビの原因になります。

    最後の除菌はしっかりと!

    梅雨が明けたら「土用干し」を行います。もちろんここでも手や道具はしっかりと除菌をしてから作業を行います。3日3晩干せば梅干しの完成です!直射日光をしっかりと当て、「太陽光除菌」を行います。もちろんここでも水分をしっかり抜くことが、カビの予防につながるのです。

    まとめ

    いかがでしたか?梅干しは、漬け込む過程でカビが発生するリスクを減らすことができるのですが、それでもごくまれに、カビが発生してしまうこともあります。そんな時には、再びしっかりと除菌して、カビを取り除けば食べることもできるのです。もちろんカビを発生させないことが大切なので、梅干しを漬ける時には、カビ対策もしっかりと行って下さいね。

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