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永遠に持つことはありえないの?バターの賞味期限は一体いつまで?

アスパラをバターで炒めたり、ケーキを焼くのに使ったり。バターの活躍するところは無限大!いつも冷蔵庫に常備しておきたいバターですが、そこで問題なのは「バターの賞味期限は一体いつまで?」ということ。今回はバターの賞味期限と保存方法についてご紹介します。

そもそもバターって一年でどのくらい消費してるものなの?

この図は総務省の家計調査から、バター消費量ランキングをご紹介します。一世帯あたりバター消費量の全国平均は483gに対し、北海道は705g。二位以下は酪農が盛んな北海道や岩手の他にも、首都圏や関西で消費量が多いところが面白いですね。

本題の、バターの賞味期限の目安はどのくらい?

一人暮らしだったりすると、ひと箱使いきるのにずいぶん時間がかかりますが、バターの賞味期限は本来どのくらいか、知っていますか?実は、開封前の賞味期限はおよそ6か月くらい(箱の表記通りです)で、開封後の賞味期限は、2週間程度なのです。

え?開封後のバター賞味期限はたったの2週間なの!?

どうしよう・・・絶対、2週間の賞味期限のうちにバターを使いきることなんてできないよ・・・と驚かれませんでしたか?私は小分けにして、使う分だけバター専用の容器に入れて冷蔵庫に入れていますが、それでも賞味期限を超えて1か月近くかけてその小分けにした分を使いきっています・・・。

バターはもともと腐りにくい食品で、使用したナイフでバターをすくったり、パンくずなどの不純物が入っていなく、バターが解けて分離したりしていなければ、カビも生えることはありません。保存状態が良く、酸化していなければ、長く使用することは可能であると思います。

出典:http://xn--ruqt3z0li9lh.com

なるほど、パン屑がたまにバターにくっついたりしてるから、賞味期限関係なくカビちゃうときがあるのね・・・と思い当たる節があります。。

バターのケースの蓋を開けると、独特な臭いがするとともに、バターに緑色のカビが生えてるのを見かけたりしませんか?そうなると・・・いくら賞味期限前のバターであっても使う気にもなれなくて、捨てたくなりますよね。

バターの賞味期限をなるべく長くするためには・・・

使いきれずダメになったバターを捨てる・・・という悲しい状況になる前に、保存方法を正しく守り、できる限り賞味期限を延ばすというのが一番確実ですよね!

バターの保存温度は2~6℃なため、冷蔵庫に保存しましょう。
ただし、バターはにおいを吸着しやすい性質をもっていますので、できるだけにおいの強いものと一緒に置かないように気を付けます。

また、冷蔵庫で保存するとはいえ、空気に触れていると、徐々に酸化していきますので、空気に触れないようしっかりと密閉する必要があります。場所はとりますが、タッパーなどに箱ごと入れて保存すると良いでしょう。

バターの酸化の目安は黄色く変色することです。色が明らかに変色したときはバターの賞味期限は関係なく、心配なときはそこは取り除いて使うことをおススメします。

バターが黄色くなってたら、そこは乾燥して水分が飛んでしまったところです。油と水分が混ざって乳白色をしているバターが空気に触れると、水分が蒸発して油だけになり、油に含まれるカロテンが強く表れて黄色く見えるそうなんです。

出典:https://cafy.jp

バターを冷凍すると賞味期限はどうなるの?

より長く保存したいのであれば、冷凍保存がおススメです。私はバターが安売りしてるときにまとめて買って、冷凍庫にラップで丸ごとくるんで冷凍して、一年以上経っても問題なかったですが、あまりそこまで引き延ばすのはおススメしません。。。

冷凍したバターの賞味期限の目安は、下記のとおりです。
開封前の賞味期限・・・1年間程度
開封後の賞味期限・・・1~2か月程度 

保存方法は、バターを1回分ずつ使用できるように切って、乾燥防止のためラップに包みます。写真のような道具を使うと便利ですよ。

こうやって、バターの上から押すことで均等に切り分けることができます。

それを一つずつ、小分けにラップで包んでおくと、料理やトーストに使うときなどに重宝します。小分けにしたバターは、フリーザーバッグやタッパーなど密閉できるように入れて、冷凍保存しましょう。できればバッグやタッパーの蓋にでも、購入した日付を書いておくと賞味期限の目安にもなりますね。

冷凍したバターはどうやって解凍したらいいの?

冷凍庫から取り出して使用する場合は、使う分だけ前日のうちに冷蔵庫に移しておきます。もしくは、常温での自然解凍でも大丈夫です。ただ、冷凍解凍を繰り返すとバターの劣化につながりますので、一度解凍したら、再び冷凍しなおすことのないようにしてください。

バターがダメになるときってどんな状態?

賞味期限が多少切れても、保存状態が良ければあまり問題はないと思います。ただ、こんな状態になっていたら食べない方がいいでしょう。

例えば・・・
1. 異臭がする
2. 古くなった油のにおいがする
3. 黄色く変色している
4. 変な汁が出ている
5. カビが生えている

バターは水分が少ないうえ、そのほとんどが油なので腐りにくいはずですが、保存状態が悪かったり、保存していた場所が暖かくて分離してしまったなどという場合、腐る可能性があります。また、一度使用したようなナイフですくったり、パンくずが入ると、不純物が混じるため、カビが生えやすくなります。

バターを使う前は必ず様子をチェックして使うと安心ですね。

賞味期限の心配をする前に、バターを使うのが一番!オレンジ香る簡単なマドレーヌのレシピ

そもそも賞味期限を心配する前に、バターを賞味期限前に使ってしまうのが一番なのです!
というわけで、初めての人でも簡単に作れる、美味しいマドレーヌの作り方をご紹介します。

材料(口径6cmのアルミケース12個分)

バター 90g
グラニュー糖 80g
はちみつ 20g(山盛り大さじ1)
卵(Mサイズ) 2個
オレンジ(なければレモン)の皮のすりおろし 1個分
オレンジ(なければレモン)の絞り汁 小さじ1

A 
薄力粉 90g
ベーキングパウダー 小さじ1/2

バターは賞味期限前に使い切りたい!簡単マドレーヌのレシピ

1.まずは卵を室温に戻しておきます
2.バターを溶かします。ボールにバターを入れ、ボールの底を湯に当てて、完全に溶けるまでゴムべらで静かに混ぜます。もしくは、電子レンジで20秒ずつかけて様子を見ながら一気に溶かすという方法もできます。

バターは賞味期限前に使い切りたい!簡単マドレーヌのレシピ

3.別なボールに、Aをこし器で振るっておきます。グラニュー糖を加えて、真ん中をくぼませます。

バターは賞味期限前に使い切りたい!簡単マドレーヌのレシピ

4.くぼませたところに卵1個を割り入れ、泡立て器でかるく混ぜます。残りの卵を加えて混ぜ合わせ、はちみつ、オレンジの皮と絞り汁を入れて、さらになめらかになるまで混ぜます。

バターは賞味期限前に使い切りたい!簡単マドレーヌのレシピ

5.(1)で用意した溶かしバターを4~5回に分けて加え、その都度なめらかになるまで混ぜ合わせます。ラップをかけ、冷蔵庫で1時間~一晩寝かせましょう。
*液体状のバターを一度に加えてしまうと、完全に混ぜ合わせるのがとても大変になります。少しずつ入れ、混ぜていくのがコツです。

バターは賞味期限前に使い切りたい!簡単マドレーヌのレシピ

6.生地をスプーンで、アルミケースの八分目まで等分に入れ、天板に並べます。
*ケースのギリギリまで入れると焼いたときにあふれます。あふれてこぼれた状態はかなり・・・美しくないので、八分目までにしておきましょう。
7.180℃に温めたオーブンで10~12分焼く。ケーキクーラーなどに乗せて冷まします。

バターは料理やお菓子作りにも欠かせない材料ですよね。賞味期限が短いから家にストックするのはやめておこう・・・とは考えず、ぜひバターの色んな使い道を探っていかれると、食卓が華やかになると思います。くれぐれもカビには気をつけてくださいね。

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