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【幻の焼き鳥部位】ぼんじりの魅力とその美味しさを伝えたくて

少し前までは焼き鳥通な方しか食べなかったような部位である「ぼんじり」。メディアで話題になってから人気が高まりなかなか目に掛かれない部位になってきました。この人気部位「ぼんじり」の基礎知識と魅力、なんといってもぼんじりの美味しさをもっと知って戴きたいです

焼き鳥の歴史

鶏自体は、古い昔の弥生時代頃から日本に生息していたと言われます。
ただ食としての鶏は、明治維新からのことでこの頃から「焼き鳥」の元となるお店も出始め、現代へと発展してきました。
焼き鳥が庶民の食べ物となってきたのは、大正時代から戦後のことで、当初は鶏は高価なお肉だったようです。

焼き鳥 店番部位・メニュー

正肉 (モモ・ムネ)

鶏のモモ肉またはムネ肉の部位を一口サイズに切り分け串に刺した焼き鳥の定番。
肉汁好きへのおススメ部位はモモ、さっぱり好きへのおススメ部位はムネがおすすめ。
モモとムネのミックス串を出す店もあります。
さぁて、ぼんじりへの道が始まりますって感じです。

ネギ間

正肉の間に一口サイズに切ったネギを挟んだ焼き鳥。
焼き鳥の超定番メニュー。
ネギ間でぼんじりを食べるまでの、口を整えれます。

ささみ

鶏の胸部にある上質の部位。
脂肪分がなく、柔らかくタンパク質が豊富なんです。
わさびや大葉など薬味と一緒に出す店もあります。
ぼんじりとの食べ合わせは抜群。



鶏の皮の部分の部位。
比較的厚く、旨味のある首の皮を使うことが多い。
脂っこいもの好きにはたまらない部位の一つです。
甘辛いタレの滴りと美しいツヤが魅力。
塩ならさらに皮の魅力が増します。
皮好きは、ぼんじりも大好きになれます。

つくね

様々な部位の鶏肉のすり身に卵や片栗粉を混ぜ、団子状にしたものを串に刺して焼いた焼き鳥。
細かく刻んだナンコツが入っていたり卵黄をつけて食べたり、店によって混ぜるものや食べ方に違いがあり、特色が出るメニューです。
一度ぼんじりと交互に食べてみて下さい。

手羽

鶏の翼の部位で、手羽元・手羽中、手羽先の3つの部位に分かれる。
コラーゲンが豊富で女性に人気がある部位でもあります。
凝縮された旨味は骨付近の肉ならではです。
ぼんじりの旨味も負けないです。

ナンコツ

胸骨の先にある部位のヤゲンナンコツと、頸骨と大腿骨の間にある部位のひざナンコツ(げんこつ)がある。
コリコリとした独特の歯ごたえが楽しめる。塩で食べるのが定番です。
ナンコツのコリコリと、ぼんじりの触感の相性は良いです。

レバー

鶏の肝臓部位。とろりとした触感が特徴です。
ビタミンA、ビタミンC、E、B2、グルタチオンなど栄養の塊なんです。
脂肪肝状態のものは白レバーと呼ばれる。なめらかで濃厚な口当たりが特徴です。
ぼんじりのとろり感とは少し違います。

ハツ

鶏の心臓(ハート)部位。
独自のブリっとした弾力を生かして仕上げるのがプロの技なんだとか。
ホルモン系がお好きな方は、ぼんじりも是非どうぞ。

砂肝

鶏が持つ2つの胃袋のうち、筋胃という胃袋の外壁についている2つの盛りあがった筋肉の部位です。
臭みがなく、シャキシャキとし歯ごたえが楽しめます。
砂肝好きには、一度はぼんじりを味わって頂きたい。

せせり (首肉)

適度な脂ののり具合と身の締り具合で非常に旨い部位です。
噛めば噛むほど肉汁が出てくる味わいのある部位でもあります。
一羽で少ししか取れない希少な部位でもある。
せせり好きな方は、ぼんじりにハマること間違いなしです。

そり

骨盤の内側にあるピンポン玉大の筋肉の部位。
ソリレスとはフランス語で「愚か者はそれを残す」という意味。
非常に旨いが知らないと捨ててしまうことがあったため、こういう名がついたようです。独特の弾力と風味が特徴な部位です。
ぼんじりに負けじと美味な部位です。

背肝

鶏の腎臓部位です。
形状から小豆とも呼ばれることがあります。
レバーに似た味わいな部位でざらりとした舌触りで濃厚。
ぼんじりとは、真反対な味わいです。

では、「ぼんじり」って鶏のどの部位!?

そもそもこの「ぼんじり」とは鶏のどの部位なのか?
「ぼんじり」って言うだけあって、鶏の尻尾に当る三角形の部分で、尾骨の周りを覆っている、ほんのわずかしか取れない希少なお肉です。
「ぼんじり」は鶏の尻尾なので、1羽で1つしか取れないので、この希少さが分かると思います。
地域によっては「ぼんじり」を、さんかくやテール、ぼんぼちなど呼び名は様々です。

幻とまで言われる「ぼんじり」のお味は?

この「ぼんじり」は、鶏の中でも最も脂がのっている部位の一つで、ジューシーでとろけるような口当たりは絶品なんです。
ぼんじりは焼き肉などで、赤身が好きな方は少し苦手に感じるかもしれませんが、脂ののっている肉やお魚が好きな方にとっては、ぼんじりは焼き鳥を食べに行って食べずには帰れないほどの部位です。

希少部位「ぼんじり」の家庭料理

ぼんじりは、焼き鳥が強いイメージですが、ご家庭でもどんどん使える部位です。
どれもが喜ぶ逸品は、「唐揚げ」です。
脂がのったぼんじりの唐揚げは、カリッとぷわって食感が美味しいです。
味付けは、塩が抜群!!!とても簡単に出来る料理です。

ぼんじり人気上昇のわけ

今度、焼き鳥食べにいくなら、ぼんじりを食べたくなったのではないですか?
まだまだぼんじりの魅力はありますが、このぼんじり人気の理由が少しは伝わったのではないでしょうか。
鶏のレパートリーに、ぼんじりも加えてみて下さい。

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